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浦学V2!ドラフト候補・南5回6K!…春季関東大会

◆春季高校野球関東地区大会 浦和学院4-0習志野(19日・水戸市民)

 決勝が行われ、浦和学院(埼玉)が4-0で習志野(千葉)に快勝。2番手で登板したドラフト候補右腕・南貴樹(3年)が、5イニングを1安打6奪三振の好投で2年連続3度目のVへと導いた。97、98年の横浜以来、史上2校目の大会2連覇となった。

 自己最短2回途中KOから1日。南が真価を発揮した。1年前の優勝時、客席で応援していた男は、1点リードの5回から登板。いきなり2連続四球でピンチに。だが、久保翔平捕手から「お前の球は真ん中に投げても打たれない」と励まされ、エースの闘志に火が付いた。

 米国人の父を持つ最速144キロ右腕は、197センチの上背から角度のある直球で押して2者連続三振。続く相手の4番、プロ注目の山下斐紹(あやつぐ)を内角低めのスライダーで空振り三振に切った。森士(おさむ)監督(45)は「南は去年春からすべてが成長した。身長も伸びてるし、まだ伸びシロは多い」と笑う。

 春季関東大会V2は、松坂大輔(Rソックス)を擁した横浜以来だ。松坂も南と同じ優勝投手となり、同年夏の甲子園もV。「目標は夏の全国制覇。注目されてる選手を抑えたい」と南。怪腕が夏の主役へと名乗りを上げた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/hs/news/20100519-OHT1T00361.htm

(スポーツ報知)

◇南“大物ぶり”発揮!浦和学院、史上2校目の連覇

 第62回春季高校野球関東大会は19日、水戸市の水戸市民球場で決勝が行われた。浦和学院(埼玉)が4-0で習志野(千葉)を下して2年連続3度目の優勝。浦和学院は97、98年の横浜(神奈川)以来となる大会2校目の連覇を達成した。

 1点リードの5回から登板した浦和学院のエース南が1安打に抑える好救援。6奪三振で5回無失点でチームを史上2校目の連覇へと導いた。前日の準決勝は先発して2回途中5失点KOだっただけに「きのう勝ってくれてみんなに感謝していた。絶対、抑えてやろうと思って投げた」と笑みをこぼした。

 1メートル97の長身からの最速は144キロ。米国人の父を持つハーフ右腕は今秋ドラフト候補でもある。実はこの朝、集合時間に遅れて森監督が激怒。登板機会を与えられない危機だったが、試合前に謝罪。投球で失態を取り返した南に森監督も「大物なのか…。まあ、いろんな面で変わりつつある」と苦笑いだ。自身初の甲子園に向けた夏はすぐに始まる。「ムラがあるのでそれをなくして完ぺきな投手になりたい。夏に向けて練習したい」と余韻に浸ることなく前を向いた。

 <千葉・習志野>好機を逸して初優勝はならなかった。初回1死満塁から早野の右邪飛でタッチアップした三塁走者・宮内が本塁憤死。5回無死から連続四球も生かせず零敗。ドラフト候補の捕手で4番、山下主将は「凄く悔しい。力がなかった。南は変化球も切れがあって打たされてしまった」と反省。「余裕を持って戦えるように、力をつけていきたい」と夏への課題を口にした。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/05/20/25.html

(スポニチ)

◇「昨日と違う」冷静に切り抜けた 南貴樹投手

 5回表の立ち上がり。連続四球を与えた南貴樹君(3年)に伝令が飛ぶ。「交代するか」。相棒の捕手久保翔平君(同)からは「気持ちで投げろ」と声をかけられた。「代わるわけない」と続投を主張した。先発した前日の準決勝では1回3分の0で自責点5。早々にマウンドを明け渡した。「ふがいない投球をしたから、絶対今日は抑えてやると思っていた。(その分)ちょっと力んだ」

 気を取り直して、まず一つ三振を取った。重盗を許しピンチは広がっても、3、4番打者を連続三振で切って取った。結局、9回まで被安打1に抑え込んだ。

 「今日は自力で修正した。成長しつつある」と森士監督。南君も試合後、「変化球でカウントをとれたのが昨日と違う点」と笑顔を見せた。「ムラっけをなくして夏に向かっていきたい」。甲子園をかけた埼玉大会で、さらに成長した姿を見せることを約束した。

(朝日新聞埼玉版)

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