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ソフトバンク 南貴樹投手(浦和学院高) 「プロの体つくる」

 「ここまで来られたのはチームのみんなのおかげ。プロについていけるよう、体をつくっていきたい」

 浦和学院の南貴樹投手(18)は指名を受けた喜びをそう語った。

 学校の食堂で一報を待った。ドラフト会議のテレビ放送は終わった後の3巡目。インターネットで指名を知った。ほぼ同時に野球部の森士監督にソフトバンク側から指名の連絡が電話で入った。

 東京都杉並区に住む母親の直美さんに電話で報告すると、「みんなに感謝して、これからもがんばりなさい」と言われたという。

 父親は米国人。3歳のときに来日。松坂大輔投手(米レッドソックス)が甲子園で優勝する姿にあこがれ、小学校1年生から野球を始めた。中学時代は東京のシニアチームに所属した。浦和学院の選手として甲子園でのプレーはかなわなかったが、「プロになる」との夢をかなえた。

 ソフトバンクについては「クライマックスシリーズは残念な結果だったけど、強いチーム」と話した。

 森監督は「将来性を買ってくれたと思っている。まだまだこれからの選手。体格を生かした選手になってほしい」と期待を膨らませた。

(朝日新聞埼玉版)

◇南、目標の舞台に喜び

 「小さいころの夢がかなってうれしい」。ソフトバンクに3位で指名された浦和学院の南貴樹は至福の表情だ。

 秋季関東大会を控える後輩たちの打撃投手を務め、食堂で運命の瞬間を迎えた。指名された直後、母・直美さんと電話し、「すごいね。おめでとう」と祝福されると18歳は照れ笑い。米国に単身赴任中の父のロイ・スーバーさんには、国際電話で報告するという。

 浦和学院高出の投手で指名されたのは8人目。森監督も「まだ未熟なところもあるが、今までの選手以上にポテンシャルが高い」と期待する。

 197センチ85キロの恵まれた体格から最速145キロの直球を投げ下ろす。「将来性を評価していただいたと思う」と南。無限大の可能性を秘める右腕があこがれであり、目標だった舞台に飛び込もうとしている。

(埼玉新聞)

◇大器「喜び、まず両親に」

 「ほっとしました。まさかこんなに早く連絡がくるとは思わなかった。小さいころからの夢だったのでうれしい」。浦和学院の右腕、南貴樹投手は顔をほころばせた。関東大会への出場を控えた後輩たちの打撃投手として一日を過ごしたという。「時間がたつにつれ緊張感が増していった」

 「両親に喜びを一番に報告したい」。杉並区の自宅でテレビ中継を見ていた母直美さん(50)からは「皆さんのお陰でなれたんだから感謝しなさいね」と言われたという。

 身長197センチ、体重85キロ。武器は最速145キロのストレート。米国・カンザスシティー生まれ。3歳時来日。松坂大輔投手にあこがれ、小1から野球を始めた。米国に単身赴任中の父ロイ・スーバーさん(49)には「あとで国際電話をかけます」。

 森士監督は「器の大きさと潜在能力がある。将来すごい才能を発揮できるでしょう」と激励した。

(毎日新聞埼玉版)

◇ソフトバンク期待の1メートル97右腕「3位でかかってくれるとは」

 米国人の父と日本人の母を持つ145キロ右腕、南貴樹(浦和学院)が、投手王国の次代のエースに名乗りを上げた。今夏は埼玉大会準決勝で敗退し「3位で(指名が)かかってくれるとは思わなかった。将来性を評価していただいたのかなと」と謙そんした。

 しかし、1メートル97の長身と同様、その目指すゴールもはるか上。「球界を代表する投手になりたい。目標はソフトバンクなら杉内投手。エースの自覚と気迫を感じる」と力強く話した。

(スポニチ)

◇でかさで勝負 浦和学院高・南3位 米国人の父持つ197センチ右腕

 未完の大型右腕が九州に上陸する。「正直、信じられない。うれしいです。まさか3巡目だとは思ってもみなかった」。米ミズーリ州カンザスシティー生まれで、米国人の父を持つ。身長197センチの南貴樹投手は照れながら、プロの入り口に立った喜びを明かした。

(西日本新聞)

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