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第83回センバツ:監督対談 浦和学院-鹿児島実、あす対戦

◇感謝を胸に、被災地に勇気を

 第83回センバツに出場している浦和学院は、大会第5日の27日第2試合で鹿児島実(鹿児島)と対戦する。浦和学院の森士監督(46)と鹿児島実の宮下正一監督(38)が対談し、互いの印象、意気込みなどを語った。

◇僅差の我慢比べ--浦和学院・森監督、守備から攻撃へ--鹿児島実・宮下監督

 --相手チームの印象は

 森監督 左腕の野田昇吾投手は非常にしなやかな投手。俊足の1番打者・平山大海選手や、豊住康太主将らクリーンアップを中心とした強力打線に注目している。

 宮下監督 1番打者でエースの右腕、佐藤拓也投手は野球に対する感性、センスを感じる。投手としても打者としても警戒している。

 --試合展開は

 森監督 投手は右と左で違うが両チームは雰囲気が似ている。ロースコアでも打撃戦でも、わずかな差のゲームになる。我慢強く戦った方が勝つだろう。

 宮下監督 ともに能力の高い両チームの投手が、どんな投球を見せるか。うちの打線は長打力のある揚村恭平選手の活躍が鍵を握る。守備から攻撃につなげ、食らいつきたい。

 --チーム状態は

 森監督 今月18日に関西入りし、最初は疲れも見えたが、試合まで時間があるので十分に調整したい。

 宮下監督 試合勘はまだ戻っていない印象。甲子園という場が投手にも打者にもいいテンションを与えてくれるのでは。

 --今大会への思いを

 森監督 被災された方の気持ちを思うと、選手が大舞台に立たせていただけることに感謝している。苦しんでいる方々を思いながら精いっぱいプレーしたい。

 宮下監督 今大会は、野球を通じて被災された方を勇気づけることが目的。最後まで諦めずに戦い抜き、東日本大震災の被災地、そして奄美豪雨や新燃岳噴火に遭った地元も勇気づけたい。

(毎日新聞埼玉版)

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