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記録から探るセンバツ(上)全国上位の浦学打線 投手力安定傾向

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【写真】1年生ながら安定した投球を見せる浦和学院・山口(埼玉新聞)

 第84回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)に出場する32校が決まった。昨秋の成績から各校の戦力をチーム別、選手別に探った。

◇攻撃力は大阪桐蔭

 大阪桐蔭が打線の破壊力で際立つ。チーム打率は北照(北海道)と並んで出場校中トップの3割9分2厘。1試合の平均得点9・2もナンバーワンだ。10試合で11本塁打を放つなど長打力も十分。平均1・6失点と守りも安定しており、攻守にレベルが高い。

 昨秋の明治神宮大会を制した光星学院(青森)も平均得点9・0、チーム打率3割7分7厘と強打を誇る。秋季四国大会優勝の鳴門(徳島)は9試合で35犠打飛を記録。手堅い攻めを見せ、81得点を奪った。

 高崎健康福祉大高崎(群馬)は1試合あたりの盗塁数が断トツの3・7と機動力が高い。鳥羽(京都)も11試合で34盗塁を決めた。

 浦和学院はチーム打率3割6分1厘は出場校中7位とトップクラス。1試合の平均得点8・2も6番目と、佐藤らが引っ張る打線は全国でも強力といえる。

◇聖光学院は投手安定

 聖光学院(福島)は平均失点が0・9と出場校で唯一1点を切る。9試合中5試合が無失点で、1試合の最多失点も3と投手の安定感は抜群だ。

 20試合を戦った愛工大名電(愛知)は平均1・5失点。早鞆(山口)も9試合で13失点と守り勝つ野球が持ち味だ。履正社(大阪)は10試合で5失策と守備が堅い。

 21世紀枠勢では1試合あたり1・4失点の女満別(北海道)の投手力が目を引く。だが石巻工(宮城)洲本(兵庫)も含めて平均得点はいずれも4点台で打線はやや迫力に欠ける。

 浦和学院の2・3失点は全国で平均クラス。ただ明治神宮大会で愛工大名電に8失点したのが響いて、関東大会までの11試合だと1・8失点と佐藤に加え、山口ら1年生投手陣も安定している。

(埼玉新聞)

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