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<浦和学院だより>「甲子園で恩返し」選抜旗授与式で健闘誓う

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【写真】小沢友紀雄校長から選抜旗を受け取る明石飛真主将(中央)。左は森士監督=18日午前、浦和学院高校体育館(埼玉新聞)

 ナインは18日、午前9時から同校体育館で行われた選抜旗授与式に出席。家庭学習期間の3年生と修学旅行中の2年生を除き、参加した1年生約800人の前で2年連続8度目の出場となる選抜大会での奮闘を誓った。

 式では、まず小沢友紀雄校長があいさつ。昨年は3月11日の東日本大震災を受け、応援を自粛しただけに「今年は全校を挙げて応援したい」とエール。高間薫県高野連理事長は「県の高校野球連盟としても名誉なこと。全国優勝を目指してほしい」と激励した。

 浦和学院高校では、昨年3月11日に起きた東日本大震災直後から被災地支援に取り組んでいる。野球部もこれまでに2度、宮城県石巻市の被災地を訪れ、ボランティア活動や地元の少年野球チームとの交流を行っている。

 壇上に上がった森士監督は、「命の大切さや野球ができる環境に感謝したい。応援してくれる皆さまに、メッセージを与えられるように頑張ってきます」と力を込めた。

 選抜旗を小沢校長から受け取った明石飛真主将は、「浦和学院の意地とプライドを見せ、交流した被災者の方々のためにも、甲子園ではプレーで恩返ししたい」と決意表明。整列した選手たちに大きな拍手が送られた。

 チームは23日から静岡合宿に入り、3月5日から沖縄合宿を行う。選抜大会は3月15日に組み合わせ抽選会が行われ、同21日に甲子園球場で開幕する。

(埼玉新聞)

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