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被災球児も声援 浦学ナイン現地支援

 大勢の応援団が駆けつけた三塁側アルプススタンドで、宮城県石巻市の少年野球チーム「鹿妻子鹿クラブ」所属の小学六年生4人が、ひときわ大きな声援を送った。

 4人の卒業記念にと、浦和学院が招いた。同校野球部は昨年末から今年初め、石巻市で車中泊などをしながら、がれきの片付けや漁業の復旧作業を手伝った。日程の中に、地元の子どもたちとの交流や、同クラブとの合同練習も含まれていた。

 少年球児たちは、夜行バスで試合当日の朝に到着したが疲れを見せず、覚えたての応援歌を大声で歌っていた。芳賀海斗君(12)は「お兄ちゃんたち、強い。次の試合も熱くなる試合をしてほしい。優勝を狙って」と話した。

(東京新聞埼玉版)

浦学が石巻のスポーツ少年団を招待 宮城

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の少年野球チーム「鹿妻・子鹿クラブスポーツ少年団」の子供たち7人が21日、選抜高校野球大会を観戦した。第2試合に登場した浦和学院(埼玉)が被災地支援の一環として招待した。

 浦和学院は震災後、野球道具を流失した同少年団にスパイクを贈ったほか、昨年12月にはさいたま市の合宿所に招き、一緒に練習するなど交流を深めてきた。

 自宅が被災して引っ越しを余儀なくされた阿部蓮くん(12)は「球場が広くて、観客も多い」と目を丸くし、エースの遠藤瑠冴雅(るきあ)くん(12)は「強い高校に入って、グラウンドに立ちたい」と声を弾ませた。スタンドには少年団の子供たちが1週間以上かけて折った必勝祈願の千羽鶴が飾られ、津田一浩監督(59)は「好きな野球を見られて、子供たちの表情も明るくなった」と目を細めていた。

(産経新聞宮城版)

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