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<浦和学院だより>白星から一夜 2回戦に向け切り替え

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【写真】先輩の笹川(右)が後ろで見守る中、打ち込みをする浦和学院の木暮=22日、兵庫県西宮市内(埼玉新聞)

 1回戦で敦賀気比(福井)を下し、甲子園で8年ぶりの白星から一夜明けたチームは22日、兵庫県西宮市内で約3時間、室内での打ち込みを中心とした調整を行った。

 ナインは久しぶりの勝利にも浮かれることはなく、いつもどおり練習に取り組んだ。完投したエース佐藤は「精神的に疲れました」と苦笑いしながら、「昨日勝ったことを切り替えて、(2回戦の)三重戦に向けてしっかり準備したい」と、すでに次の試合のことを考えている様子。主将の明石は「初戦に勝てたことはうれしいけど、あくまで目標は日本一。ここは通過点」と引き締めた。

 練習前には約1時間30分のミーティングを実施した。内容は主に1回戦の検証。映像を使わずスコアシートを見ながら、出場した選手が一人ずつ反省を述べ、それに対して森監督が答えた。

 指揮官は内容について「何でもやりっ放しは良くない。今日の練習の前に各自が考えを持っているかの確認。あくまで野球は個人技の集結」と話し、個々の課題を認識し克服していくことがチーム力につながるとした。

◇先輩の指導で課題克服へ 木暮

 新2年生レギュラーの7番木暮が、4番笹川から約30分間、打撃の個人レッスンを受けた。身振りを交えながら、打撃マシンを相手に打ち込みを実施。同じ右打者として、体が開く悪い癖を直し、バットのヘッドを返すことを教わったという。

 先輩と後輩の垣根がなく、仲が良いのはチームの長所。前回大会もスタメンだった笹川は「自分も(前主将の)小林さんに教えてもらった。それが普通」と涼しい顔。木暮は「感覚はつかんだけどまだまだ」と、教えを生かそうと必死だった。

 木暮は1回戦を振り返り、「あこがれの舞台でものすごく緊張した」という。八回に鋭い三塁ゴロを好捕したほか、投手強襲安打も放った。しかし、ほかの打席で凡退し、「変化球に対応できなかったので次は打ちたい」と課題を見つめていた。

(埼玉新聞)

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