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<浦和学院だより>高まる気合 8強懸けあす三重戦

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【写真】シート打撃の第1打席で適時打を放つ浦和学院の笹川=25日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場(埼玉新聞

 27日の2回戦で、ベスト8入りを懸けて三重と対戦するチームは25日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場などで約4時間30分、調整した。2日後に控えた試合へ向け緊張感が高まってきた。

 午前は雨天練習場を借りて、打ち込みを重点的にこなした。午後はグラウンドでノックとシート打撃を実施。シート打撃では控え選手を相手に、佐藤、山口、伊藤が登板。レギュラー組は右の打撃投手に対して、鋭い当たりを連発していた。

 バスでの移動中は、車内のテレビで三重の1回戦の試合を見ているという。石橋は相手エース右腕の三浦について「球に威力がある。スライダーがいい」と要注意。捕手林崎は「よくバットが振れていて、打力がいい」と打線を警戒していた。

◇狙いはスライダー

 不動の4番笹川がシート打撃で2打数2安打2打点と調子の良さを見せた。右の打撃投手に対し、第1打席はスライダーをバットの先で捉え、ショートの脇を抜ける二塁打。第2打席はカーブを中越えに持っていった。

 三重のエースは右のスライダー投手。「スライダーを早めに打って投げる球をなくしたい。直球のタイミングで、崩されてもちゃんと自分のスイングができれば」と攻略を思い描く。初戦の最終打席でも適時打を放っており、好調を維持したまま2回戦に臨めそうだ。

◇新2年生、エースに触発「オレもマウンドに」

 新2年生投手陣が奮起している。1回戦で完投勝利を挙げたエース佐藤の投球を見て、甲子園のマウンドに立ちたい気持ちに火がついたようだ。

 背番号11の山口は「佐藤さんが完投して、自分が投げて勝ちたいと思った。負けていられない」と闘志を見せる。左腕の渡邊も「先輩らしい。復活したなと思った」と最大限の賛辞を送った。

 長身右腕の伊藤は「去年の悔しさがある中で勝ってすごいと思った」。初めてメンバー入りした左腕野村も「悔しい思いで練習してきたことがあの投球につながった。見習いたい」と尊敬した。

 勝ち上がれば連戦になる中、森監督はあくまでそのときの調子を優先して起用する投手を決めるという。誰しもチャンスはあるだけに、最後は全員が同じ思いを口にした。「次は投げたい」

(埼玉新聞)

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