<浦和学院だより>きょう天理戦 8強へ闘志全開

◇浦和学院、きょう3回戦

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【写真】天理戦の前日練習に取り組む(手前から)渡邊剛、佐藤、笹川、吉川、緑川ら浦和学院ナイン=18日午前、西宮市内(埼玉新聞)

 第94回全国高校野球選手権で26年ぶりに16強に進んだ浦和学院は19日、兵庫県西宮市の甲子園球場での3回戦で準々決勝進出を懸け、天理(奈良)と対戦する(13時)。チームは前日の18日、西宮市内で約4時間、最終調整した。

 浦和学院は1回戦でエース佐藤が7安打完封。打線も10安打を放ち高崎商(群馬)に6-0で快勝すると、2回戦では打線が大爆発。毎回の18安打、11得点で聖光学院(福島)を11-4と粉砕した。天理は26度目の出場で夏の全国制覇2度を誇る関西の強豪。前の試合同様に、相手エース・左腕中谷を早めに攻略し、マウンドから降ろしたい。

 2試合で28安打、17得点をマークした浦和学院打線に、森監督は「練習のイメージのまま、本番でも振れている選手が増えてきた」と好調の要因を挙げ、ナインと挑む初の3回戦にも「おごらず気負わず、一球に集中して戦うのみ」と平常心を強調した。

◇きょう天理戦 8強へ闘志全開

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【写真】打撃練習に取り組む笹川=18日午前、西宮市内(埼玉新聞)

 17日の2回戦で聖光学院(福島)を下し、26年ぶりに16強入りした浦和学院は19日、ベスト8進出を懸け天理(奈良)と3回戦を争う。チームは前日の18日、兵庫県西宮市内で約4時間の最終調整を行った。

 前日の試合では毎回の18安打、11得点で圧勝したが、ナインは浮かれることなく真剣な表情で練習に臨んでいた。

 シート打撃では控え組に右腕山口、左腕小島が登板した。レギュラー組は天理の投手陣を想定し、左右の両投手から前日の試合同様に安打を連発していた。エース佐藤はブルペンで調整した。

 最後に実施したフリー打撃の前には森監督がメンバーを集め、「相手投手を意識し、集中していけ」とメンタル面のアドバイスを送っていた。練習後にはグラウンド近くの小川に全員で漬かり、クールダウンした。

 森監督は天理について「地元だし、全国制覇の経験もある。選抜の時よりも、いいチームに仕上がっている。(先発が予想される)左腕(中谷)を攻略しないと勝機はない」と分析し、打線の援護をポイントに挙げた。

◇総力戦で歴史刻む

 森監督は天理戦を翌日に控え、「とにかく普段通り。真剣勝負の中でおごらず、気負わず戦うのみ」と力強く語った。

 就任21年目の森監督、選手たちにとって3回戦は未知の領域に違いないが、甲子園で試合をできることに、この上ない喜びを感じているようだ。

 だが、3回戦からは相手を分析する時間もあまりない。そうなると問われてくるのが、試合中の対応力とともに総合力の高さ。「山口、小島、ほかの投手の出番もある」と森監督が示唆するように、野手でも複数のポジションを練習する選手が多く、総動員で頂点まで駆け上がるつもりだ。

 相手が強くなるのは当たり前だが、浦和学院には優位な材料がある。聖光学院との2回戦を皮切りに天理戦を含め決勝まで、7日間で5試合とほぼ連戦になることだ。

 5月の春季県大会準々決勝の完敗後、選手たちは先の見えないどん底の中でも、早朝5時からの地獄の走り込みで、体力と何事にも屈しない精神力を養ってきた。「ここで力を発揮するために、つらい練習にも耐えてきた。その成果を存分に出したい」と捕手林崎。1、2回戦といい形で勝ち進んだが、浦和学院ナインにとって、ここからが本領発揮の時だ。

◇勝利導く一打狙う 笹川

 1、2回戦で2戦連発を含む7安打6打点と絶好調の5番笹川は、どこまでも謙虚な男だ。

 期待せずにはいられないのが、天理戦での3試合連続アーチ。だが、本人はいたって冷静に「狙っても打てないです。積極的に振っていって、チームが勝てる一本が打ちたい」と、決して大きいことは言わない。

 常に打席で心掛けているのは投手の足元を抜く打球だ。「単打で十分。でも、結果的に(ホームランを)打てたら最高ですね」。最後は笑顔で抱負を語った。

◇登板へ向け順調な調整 山口

 「とにかく投げたいです」。登板を待ち焦がれる184センチの大型右腕山口が、選抜大会準々決勝の大阪桐蔭戦以来となる甲子園のマウンドへ、心も体も準備は万全だ。

 この日の練習ではシート打撃、ブルペンで計70球。シート打撃で良くなかった変化球の制球を、ブルペンでは腕の振りを意識して修正した。埼玉大会では佐藤と交互に先発を託されたが、ここまで出番はなし。それでも「いろいろなことを考えず、自分のできるパフォーマンスを発揮したい」と力みは感じられない。

(埼玉新聞)

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