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日本、韓国撃破 笹川、中前適時打放つ 18U世界野球

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【写真左】韓国戦の7回、ピンチを切り抜け、ナインとタッチを交わす藤浪(右端)=ソウル(共同)
【写真左から2番目】韓国戦の6回、笹川が中前に適時打を放つ=ソウル(共同)
【写真右】韓国対日本 試合後ハイタッチする笹川(左)と藤浪(右)(日刊スポーツ)

 18U世界野球選手権第7日は6日、韓国のソウルで2次ラウンドの第2戦を行い、日本は地元・韓国と対戦。4-2で勝ち、第1ラウンドから持ち越した対戦成績を含め2勝2敗とした。韓国は1勝3敗。

 負ければ、優勝の可能性が消滅する大一番。日本は2戦連続で藤浪晋太郎(大阪桐蔭)が先発。2回以降は走者を背負う苦しい投球が続いたものの、粘りの投球で6回までは無失点。

 打線は韓国の左腕シム・ジェミンの前に5回まで2安打に抑えられていたが、6回に2連続四球と死球で無死満塁のチャンスをつくり、金子凌也(日大三)のニゴロで1点を先制。なお1死一、三塁からワイルドピッチで1点、さらに2死二、三塁とチャンスを広げ、ワイルドピッチと笹川晃平(浦和学院)の中前適時打で、計4点を奪った。

 流れが韓国に傾きかけたのは7回。藤浪が先頭打者にこの試合初めての四球を与え、1死後、失策と四球で満塁。8番打者に左翼線に2点適時二塁打を浴び、さらに四球で1死満塁。しかし、ここから藤浪が踏ん張り、韓国に追加点を許さなかった。6安打2失点完投。エースの力投で日本は決勝進出に望みをつないだ。

 日本は7日の2次ラウンド最終戦で米国と対戦。午前中の試合で台湾がコロンビアに勝ち、午後6時から行われる試合で日本が米国に勝った場合、日本の決勝進出が決まる。

(スポニチ)

◇5番笹川が4点目適時打

 負ければ優勝戦線から脱落する1戦で、日本がライバル韓国を下した。エース藤浪晋太郎(3年=大阪桐蔭)の力投に、野手陣も発奮。6回に内野ゴロと2暴投で3点を奪うと、なおも2死三塁から5番笹川晃平(3年=浦和学院)が変化球を中前へ運び、リードを4点に広げた。この日チーム唯一の適時打に「気持ちの準備はできてたので」と笑顔を浮かべた。

(日刊スポーツ)

◇笹川、韓国戦でチーム唯一のタイムリー

 日本は笹川がチーム唯一の適時打を放った。六回に内野ゴロと暴投で3点を奪った後、2死三塁からチェンジアップを中前にはじき返し「芯を外されたけど、思い切り振ったから落ちた」と満足げに話した。

 好調を買われ、打順がコロンビア戦の7番から5番に上がった。「試合にも慣れてきたし、だんだん調子がよくなっている」と笑顔だった。

(サンスポ)

◇第2ラウンド・第2戦

日本
000004000=4
000000200=2
韓国

【日】藤浪
【韓】シム・ジェミン、リ・コンウク

【日本先発メンバー】
1(捕)森
2(一)金子
3(三)田村
4(左)大谷
5(右)笹川
6(中)水本
7(指)高橋
8(遊)北條
9(二)伊与田

先発投手 藤浪

◇浦学選手の成績

 笹川選手が5番ライトで先発出場し、第1打席は投ゴロ、第2打席は空振り三振、第3打席は中前適時打で貴重な4点目を挙げた。第4打席は中飛。今日は4打数1安打1打点とチーム唯一の適時打を放ち大活躍した。

<1回>

 日本は1番森は内角直球を詰まりながらも右前安打。2番金子は送りバントしたが森が二封。1死一塁。3番田村は二ゴロ併殺打で無得点。

 韓国は1番が中飛。2番は外角スライダーで空振り三振。3番は2-0から直球で三ゴロ。藤浪が3者凡退に抑えた。

<2回>

 日本は4番大谷は直球をはじき返す。投手のグラブをかすめ中前に抜けるかと思われたが二ゴロ。5番笹川は投ゴロ。6番水本は遊ゴロ。韓国の184センチ左腕が見事な投球。144キロ直球に大きなカーブ、スライダー。バックの守りも堅い。

 韓国は4番が外角スライダーで空振り三振。2個目。5番は146キロ直球で詰まらせ二ゴロ。6番は2-0から143キロ直球を左前安打。7番は146キロ直球で左飛。無得点。

<3回>

 日本は7番高橋が140キロ直球に空振り三振。8番北條は遊撃内野安打。1死一塁。9番伊与田は送りバントを決め1死二塁。先制のチャンス。1番森は3-2から変化球をうまくすくい上げたが中飛。無得点。

 韓国は8番がスライダーで空振り三振。3個目。6球すべてスライダー。9番は三塁線へバント安打を決め1死一塁。1番はスライダーを打って左飛。2番の時暴投。しかし一塁から一気に三塁を狙った走者がタッチアウト。無得点。

<4回>

 日本は2番金子が142キロ直球にやや差し込まれ二ゴロ。3番田村は中飛。芯で捉えたがセンターが背走してキャッチ。4番大谷は116キロのカーブで二ゴロ。3者凡退。

 韓国は2番が投手前にバント安打。3番はスライダーで空振り三振に倒れたが一塁走者が二盗成功。1死二塁。4番は直球で投ゴロ。2死二塁。5番は直球で右邪飛。無得点。

<5回>

 日本は5番笹川が外角チェンジアップで空振り三振。6番水本は低めカーブで空振り三振。7番高橋に代打田端。田端はファウルで粘ったが最後は変化球を引っかけ遊ゴロ。無得点。

 韓国は6番が中前安打。これが4本目。7番はバスター。前進守備の三塁手の頭上をワンバウンドで越える。一塁走者が一気に三塁を狙ったが左翼の大谷が三塁へ素早い送球。タッチアウトで1死一塁。8番は遊ゴロ。二封し2死一塁。9番は149キロ直球で空振り三振。5個目。無得点。大谷の好守が藤浪を救った。

<6回>

 日本は8番北條が四球で出塁。9番伊与田も四球を選び無死一、二塁。1番森は初球すっぽ抜けたカーブがヘルメットに当たり死球。無死満塁。2番金子は二ゴロ。二塁手が飛び付いて捕ったが二封のみ。三塁から北條が生還し日本が先制。3番田村の初球に暴投。伊与田が帰り2点目。田村は中前安打で1死一、三塁。4番大谷は当たり損ねの投ゴロ。2死二、三塁。5番笹川の初球は暴投。金子が生還し3点目。笹川は中前適時打を放ち4点目。6番水本は二ゴロで攻撃終了。韓国のミスにもつけ込み大きな4点を奪った。

 韓国は1番が左飛。2番が二ゴロ。3番は右飛で3者凡退。藤浪がピシャリと抑えた。

<7回>

 韓国は先発に代え右腕のリ・コンウクが登板。日本は7番田端が高く上がった左飛。8番北條は空振り三振。9番伊与田も空振り三振。3者凡退。

 韓国は4番は3-2からスライダーが外れ四球。藤浪、これが初めての四球。ここで小倉監督がマウンドへ向かいひと呼吸置く。5番は遊ゴロ。二封のみで1死一塁。6番は一ゴロ失策。1死一、二塁。7番は四球。1死満塁。8番は三塁線を痛烈に破る二塁打。2者生還し2-4に。9番は四球で再び満塁。1番は三飛で2死満塁。2番は初球151キロ、2球目150キロ直球で追い込み最後は三ゴロ。2点で食い止めた。

<8回>

 日本は1番森が中飛。2番金子は二ゴロ。3番田村は見逃し三振。

 韓国は3番が遊ゴロ。4番がスライダーで空振り三振。6個目。5番は左飛で3者凡退。藤浪はここまで6安打2失点。

<9回>

 日本は4番大谷がフォークボールで空振り三振。5番笹川は中飛。6番水本は空振り三振で3者凡退。

 韓国は6番が大きな左飛。7番が二ゴロ。8番は四球で2死一塁。9番は遊ゴロに仕留め試合終了。韓国は優勝の可能性がなくなった。

(日刊スポーツ)

◇9月6日の全試合結果

カナダ10-6コロンビア
米国5-1台湾
韓国2-4日本

◇第2ラウンド順位(第2戦終了時点)

1位 カナダ   3勝1敗
2位 米国    2勝2敗
2位 日本    2勝2敗
2位 台湾    2勝2敗
2位 コロンビア 2勝2敗
6位 韓国    1勝3敗

※2チームが勝敗数で並んだ場合は当該チーム同士の直接対戦の成績によって順位が決まる。3チーム以上が勝敗数で並んだ場合は当該チーム同士の得失点率、チーム自責点、チーム打率、コイントスの順で順位が決定する。
※得失点率=得点率(全得点/全イニング数)-失点率(全失点/全イニング数)

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