浦和学院野球部 選抜大会・甲子園リポート(4/1更新)

 第85回全国選抜高校野球大会開幕に向け、最終調整に入りました。選手団は、15日関西入り、穏やかな陽気にも助けられ良い汗を流しています。

◇3月15日 金曜日

 選手団一行は、姫路入り。東洋大姫路高校のグラウンドにて練習。抽選会で相手が土佐高校と決まり、目標が定まった。相手は、古豪の全力疾走を掲げるチーム。浦学も新鋭の全力疾走・全員野球を掲げるチーム。自分たちの力を出し切るだけだ。

◇3月16日 土曜日

 東洋大姫路高校のグラウンドにて練習試合。

 浦学15-3東亜学園(東京)
 浦学 3-3東洋大姫路(兵庫)

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◇3月17日 日曜日

 AM 宝塚市のビーコンパークスタジアムにて練習。
 PM 甲子園球場練習

 3季連続とはいえ、選手にしてみれば初出場と同じ。夢の舞台で、それぞれの思いは高まったことであろう。

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◇3月18日 月曜日

 宝塚市のビーコンパークスタジアムにて練習試合。

 AM 浦学14-4鳥羽(京都)
 強風と降雨で1試合にて終了。午後は、銭湯に癒し、少しばかりの休息。

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◇3月19日 火曜日

 AM 浦学11-2比叡山高校(滋賀)
 PM 浦学 4-1比叡山高校(滋賀)

◇3月20日 水曜日

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【写真】午前6時、まだ薄暗い中、伊丹駅前でゴミ拾いをする選手たち

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 15日に関西入りした野球部は、現地でも積極的に練習試合をこなし、4勝1分で調整を進めている。3季連続となる出場で周囲の期待、マスコミの戦力分析も高いが、野球部は極めて冷静。甲子園は、何が起こるかわからない。すべてのチームが地区予選を勝ち抜いてきた強豪チーム。一戦必勝の全力で戦いに臨む。初戦の相手となる土佐高校は、四国の古豪。オールドファンは、「全力疾走の土佐」と語るほど、「極めた野球」をする印象は否めない。

 大会を4日後に控えた野球部は、6時起床と同時にゴミ拾いを行いながらの散歩。15分かけて、ホテルから伊丹駅前までどんな小さなゴミまでも拾い上げる。選手はもちろん、部長・監督・コーチ・スタッフ全員で行う。「野球ができることに感謝し、少なからずご迷惑をかけている地域に対し感謝の気持ちを表す」を行動で示している。

 その後、市立尼崎高校の室内練習場で、打撃中心の練習。午後から、伊丹スポーツセンターに場所を移し、球場練習を行った。選手たちに大きなけが人もなく、調整が続いている。今日から、そんな元気な姿を関西からお伝えしたい。

 ゴミ拾いが終われば、朝からトレーニング(伊丹駅前公園)。ブラジル体操で体をほぐしていく、アップ体操には入念に時間をかける(市立尼崎高校室内練習場)。野手も投手もティーバッティングでポイント確認(市立尼崎高校室内練習場)。充実した施設をふんだんに使わせていただき打撃練習(同)。バントと守備練習、走者も加わり効率的に行い、それぞれの役割を確認(伊丹スポーツセンター)。

 宿泊地は伊丹シティホテル。埼玉県の出場校は必ずここに泊まる。また、埼玉県の他、三重県の出場校も泊まるので、ホテルの人も忙しい。今回の出場に際しても「歓迎」を入り口に掲載中。今日の夕食はとんかつ、豆腐の野菜あんかけ、うどん、バナナ。そして、ご飯は計量しながら「ガッツリ」食べる。毎日就寝前に、時間をかけてミーティングが行われる。

◇3月21日 木曜日

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【写真】開会式予行で堂々と行進する野球部選手

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 桜のつぼみも品種によって開花寸前。前日の暖かな気候から一変、選抜大会特有の寒い春に逆戻りした今日の甲子園。午前10時から開会式予行が行われた。午前5時30分起床、散歩とゴミ拾いを足早に済ませ、早めの朝食。7時15分、甲子園球場に向け出発した。ベンチ入りメンバーが8時受付を済ませると、控え選手・スタッフは球場の外で90分待機。厚手のジャンパーを着込んでも「寒い」と感じるような最高気温11度の甲子園であった。しかし、明日は18度、過ごしやすい天気予報。

 開会式予行が終わり、割り当て練習会場の渋谷高校へ。甲子園から高速道路で30分を要する大阪府池田市にある。体操からグラウンド整備を含めて2時間の練習時間のため、効率よく守備練習、投球練習、打撃練習をこなした。その後、選手たちは宿舎近くの銭湯で早めの入浴、道具清掃、洗濯などに時間を費やした。ゲームまであと3日と迫り軽めの練習メニュー。寒暖の差が激しいため体調管理には神経質になりがち。ここからの調整は疲れを残さないよう万全な体調づくりが基本となる。食事の量を見ても、一人一人が体重を「増やさず、減らさず」のコントロールを心掛けているように感じる。

 青空が見える関西上空も、この日は風が強く日陰ではコートが必要。マシン打撃で調整する選手たち。4人の投手陣も、代わるがわる投球練習。練習場は、高野連から1日2時間割り当てがある。時には、公立高校であることも少なくない。出場時には、打撃練習用のマシンをリースして大会に挑む。マシンはレンタカーに積まれている。何事にも裏方の存在を忘れてはならない。

 大会期間中の洗濯は、当然各自。しかも、ホテルの地下駐車場に仮設設置されているため3台で効率よく洗濯する。今夜の夕食は、春巻きと鶏肉の酢豚風味。ご飯の量を調整し、作り込んだ体重維持を計る。

◇3月22日 金曜日

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 第85回記念大会である選抜高校野球大会が今日開幕した。本校にとっても、一つの節目となる3年連続、3季連続、そして森監督は、今大会の甲子園最多出場監督(18回目)という輝かしい成績を背負って、本校自体も春夏20回目となる記念すべき大会の幕開けとなった。

 試合まであと2日。開会式を終え、ホテルに戻り昼食。その後15時~17時まで舞洲ベースボールスタジアムで練習を行った。今日の大阪は、午前中は陽が差したものの、午後はドンよりとした曇り空。じっとしていると、まだまだ寒さを感じる。

 ユニバーサルスタジオに隣接する野球場。とても豪華な施設だ。時間前、アップ体操に取り組む選手たち。入念にそれぞれの役割の確認に余念がない。明日は、裏方にスポットを当て甲子園を支えてくれている人たちの仕事を少しだけ紹介したい。

 今日の夕食は、ハンバーグ&スパ、野菜サラダ、春雨の酢の物。夕食は最低800グラムのご飯がノルマ。

◇3月23日 土曜日

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 初戦(2回戦)を明日に控えた23日、野球部は午前2時間、午後2時間計4時間の練習を消化し、夜は時間をたっぷりかけて道具の手入れと荷物準備に時間が割かれた。

 午前6時、いつも通りゴミ拾いしながら伊丹駅まで散歩。25人の生徒たちと部長・監督を含め30名が葉っぱ一つ、吸い殻一つ残さず清掃する。さらに、今日は「青年の主張」も組み込まれた。強豪ぞろいの甲子園大会では、一つの小さなミスが命取りとなり歯車が狂う。そして、過密スケジュールの中でゲームが運営されていくため、どのような状況でも平常心で戦えるかが、試されている。力があっても、エンジンがかからなければ負けなのである。

 どのような状況下でも、「自分を見失うことなく、周囲に飲まれず、日頃の力を短時間で出し切るか」。それは日頃からの鍛錬しかない。「自分はこれだけやった」という自信が大舞台で発揮される。清掃も食事も挨拶も、日常生活すべてにおいて「勝つ集団のスペシャリスト」なのだと思う。でも、ケーキを食べている時の顔は、普通の高校生と同じだ。

 野球部父母会会長の西川孝さんは本校野球部OB。父が実現できなかった夢を西川元気捕手は甲子園出場を果たした。全体練習が終わった整備時間に、父親から手ほどきを受ける西川と高田。

 石巻交流活動で親交の深い「鹿妻保育所」では、23日が卒園式。野球部のお兄ちゃんに作った「だるま」で、絶対、「優勝するよ!」と信じているという。「被災地に元気と勇気を」全力で戦ってほしい。

 多くの方々に支えていただき、野球部が甲子園で正々堂々と戦うことができます。高額なお金をかけて、忙しい時間を割いて甲子園まで応援に来て下さる方々がたくさんおります。野球部の選手は明日の体調管理のため、22時に消灯しましたが、午前2時現在甲子園へ向かってくれているバス13台の無事を祈ります。あと、12時間後、プレイボールです。こんなにたくさんの支えがあります。思いつくままに順不同で紹介します。

・多くの浦学ふぁみり~の方々にご声援をいただきます。また、物心両面の協賛をいただきました。
・保護者の会、同窓会、後援会の方々が中心です。
・野球部以外の生徒は、たくさん応援に来てくれます。
・選手にとって家族の支えが一番です。
・さいたま市、埼玉県、関東の声援を受けています。
・浦学周辺、地域の方々の支えは心強いです。
・被災地石巻からも多くの声援を受けています。
・何気ない言葉や差し入れをして下さる方がいます。
・休日返上で、応援団受付をする教職員がいます。
・生徒応援団を集めるため、生徒活動部が奔走します。
・浦学ファイヤーレッズは、中心的役割を担います。
・一般の方々への企画・PRをする教職員がいます。
・応援グッズの管理、販売する教職員がいます。
・ホームページを使って発信する教職員がいます。
・強行日程、廉価で協力して下さる旅行会社がいます。

 今夜の夕食は、鯖の塩焼き、茄子煮びたし、茶碗蒸し、わかめとしらすの酢の物。

◇3月24日 日曜日

 2回戦 浦和学院4-0土佐高校(高知)

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 対 土佐高校戦 3.24編.pdf

◇3月27日 水曜日

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 甲子園現地リポート 3.27編.pdf

 初戦(2回戦)を勝利し、翌日からフル練習。オフもなく頑張る生徒たち。3回戦の相手が山形中央高校と決まり、気持ちを新たに一戦一戦大事に戦うことを確認した。今日は、朝6時起床。宝塚にあるグラウンドで練習。お昼からは、山形中央高校と岩国商業戦を観戦、3回戦に備えた。

 甲子園の試合日は、必ず「力うどん」を食す。当然、力をつけ元気を絶やさないことにある。

 ベンチ入り以外の選手は7名。用具運び・手入れ、グラウンドでは練習要員。宿に帰ってくると、即座に翌日の用意を絶やさない。この日も、試合用のユニホームがクリーニングから戻ると即座に仕分け、部屋への配付を担当した。君たちがいるからこそ、チームは上昇できる。君たちに感謝、夏は頑張れ!!

 今夜の夕食は、若鶏の南蛮煮、肉団子、サラダ、たくあん、スープ

◇3月28日 木曜日

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【写真左】石巻鹿妻子鹿クラブからプレゼントされたお守り
【写真右】昨年のエース佐藤さんのお父さんから「大福」が届いた

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 甲子園現地リポート 3.28編.pdf

 いよいよ、3回戦。練習はあえてオフをとらず、続いている。午前中は雨の中、鳴尾浜球場で、守備主体の練習。午後はビーコンパークスタジアムにて、打撃中心の練習。また、鹿妻子鹿クラブからのお守りも生徒たちが自ら持参。大切そうに持っている。緊張感の中、それぞれの役割を察し、行動している。明日はそれを披露するだけだ。

◇3月29日 金曜日

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 対 山形中央高校戦 3.29編.pdf

◇3月30日 土曜日

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【写真】軽快にバント処理の練習をする浦学のメンバーと森監督

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 春の甲子園9回目の出場で、ベスト8=3回、ベスト4=1回という輝かしい成績。森監督自身も出場監督の中で、甲子園最多出場を誇る。しかし、過去と名誉に甘んじることなく、達成していない「全国制覇」に挑む。ベスト8の相手は、北海道代表の北照高校。この代に照準を合わせ、チーム作りをしてきた強敵。相手がどこでも、浦学野球をする。常に全力、そして全力疾走。今朝の散歩での森監督の一句「風を制する者は、春を制す」。散歩の前、監督は必ず一本指を舌で舐めてから立て、風の確認を呼びかける。雰囲気は絶頂に達している。

◇3月31日 日曜日

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 対 北照高校戦 3.31編.pdf

◇4月1日 月曜日

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 森監督からは「気づき」の指導が多く繰り返される。朝のゴミ拾いもその一つ。地域への感謝の気持ちもあるが、清掃活動を通して、目の届きづらい所への目配り、仲間が見落としたゴミのフォロー、散歩を通して、適切な人員構成が配置されているか、など。たかがゴミ拾いではなく、甲子園という戦いの場に極めて重要なのだ。

 自分や相手との戦いの前に、「時間」との戦いになる。その限られた時間の中で、時間配分を誤らず力を発揮できるか、相手のペースに飲み込まれないよう戦いのスタートに立つことが大切なのである。

<甲子園の宿舎はどのように>
 各都道府県の高野連と宿泊先が、契約している。埼玉はどこの学校が出場しても、伊丹シティホテルと決められている。

<練習場はどうしているの?>
 大会事務局の日本高野連が、宿泊先近くの高校・大学・公営施設のグラウンドを指定、1日2時間の練習会場が割り当てられる。練習時間が足らない場合、それぞれの学校で知り合いを求め、お借りすることになる。

<お昼はどうしているの?>
 宿泊先では朝夕が用意される。浦学は、お弁当か丸亀製麺のうどんがほとんどである。試合日は、おにぎりかエネルギー補給ゼリーがほとんど。

(浦和学院高校公式ホームページより)

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