浦学、初の決勝へ きょう仙台育英戦 昨夏の借り返す時 明治神宮大会

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【写真】9回裏東海大菅生1死二、三塁、捕手西野からの送球で臺(中央)が二塁走者をタッチアウト=17日、明治神宮野球場

 野球の第45回明治神宮大会第4日は17日、神宮球場で高校の部の準決勝2試合が行われ、関東代表で2年ぶり出場の浦和学院が東京代表の東海大菅生に6-1で逆転勝ちし、4度目の出場で初の決勝に進出した。

 浦和学院は1点を先行された直後の四回、先頭の諏訪が四球を選び、臺の犠打と津田の左前打で1死一、三塁の好機をつくると、山崎滉の投ゴロが敵失を誘い追い付いた。

 なおも幸喜の中前打で満塁とすると、続く高橋が泥くさく右前に運ぶ2点二塁打で勝ち越しに成功。荒木の右前適時打、西野の中犠飛と、この回打者9人の猛攻で一挙5点をもぎ取った。

 六回にも中前打で出塁した山崎滉が、荒木の内野安打の間に生還した。投げてはエース左腕の江口が8安打を浴びながら、ソロ本塁打のみの1失点と持ち味の粘りを発揮。テンポよく低めに集めて9回を投げ抜いた。

 浦和学院は18日に同球場で行われる決勝で東北代表の仙台育英と対戦(10時30分)。春夏連覇を狙った昨夏の甲子園で敗れた因縁の相手との再戦に、森監督は「あのユニホームを見ると思い出す。秋の決勝に立てる喜びと感謝、真剣勝負を楽しみたい」と力を込めた。

◇浦学、集中打の逆転劇 仙台育英ときょう決勝

 明治神宮野球大会第4日は17日、神宮球場で行われ、高校の部の準決勝は2年ぶりの制覇を狙う仙台育英(東北)と浦和学院(関東)が18日の決勝に勝ち上がった。大学の部の準々決勝では東農大北海道オホーツク(北海道)が4強入りした。

 仙台育英は佐藤世が得点を許さず、打線は13安打をマーク。九州学院(九州)に8-0で七回コールドゲーム勝ちした。浦和学院は四回に5点を奪って逆転。東海大菅生(東京)に6-1で勝ち、初の決勝に進んだ。

 東農大北海道オホーツクは五回に先制し、八回に池沢の本塁打で2点。上武大(関東1)の反撃をかわし3-2で勝った。18日の準決勝は明大(東京六大学)-創価大(関東2)、駒大(東都)-東農大北海道オホーツクの顔合わせ。

◇昨夏の借り返す時

 一気の攻勢で試合をひっくり返した浦和学院が初優勝に王手をかけた。

 エース勝俣を温存した東海大菅生の先発・羽生は事前の情報が少なく、手探りだった序盤は三回まで続けて三者凡退と抑え込まれた。1点を先制された直後の四回。2巡目の打線は1死一、三塁から山崎滉の投ゴロが敵失を誘い、すぐさま同点に追い付いた。

 相手に生まれたわずかな動揺。好調の打線がこのチャンスを見逃すはずはない。幸喜の中前打で満塁とすると、高橋が泥くさく右前に運ぶ執念の2点二塁打で勝ち越しに成功。荒木の右前適時打、西野の中犠飛と打者9人で5点を奪った。

 集中力の源は目の前の相手に全力でぶつかる姿勢。殊勲の高橋は「ボールをつぶしていく中でフルスイングした」と表情を引き締める。状況に応じて狙い球を絞り、力強く振り抜くバッティングは浦和学院の真骨頂だ。

 18日の決勝で激突する仙台育英は、春夏連覇に挑戦した昨夏の甲子園初戦でサヨナラ負けした因縁の相手。「先輩たちが負けた借りを全員で返したい」と山崎滉が闘志を燃やせば、森監督も「あのユニホームを見ると思い出す」と苦い思いを振り返る。

 来春の選抜大会へ弾みをつける全国制覇に向け「秋の決勝に立てる喜びと感謝、真剣勝負を楽しみたい」と森監督。この上ない相手と最高の舞台が整った。

◇高橋、執念の勝ち越し打

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【写真】4回表浦和学院1死満塁、高橋が右翼線に勝ち越し二塁打を放つ

 四回1死満塁の好機で右前へ勝ち越しの2点二塁打を放った高橋。内角へ投じられた初球の直球を「払うことだけ考えていた」と強くたたきつけ、大きく跳ねた打球が一塁手の頭上を越した。

 会心の当たりではなかったが、「同点に追い付いて、なんとか自分がかえす一心だった。跳ねてくれてよかった」と、フルスイングで執念を実らせた。直前の守備では自身が守る右翼方向への本塁打を見上げた。「失点は過去のこと。慌てず切り替えて打席に入れた」と胸を張った。

◇エース江口、1失点完投 カーブ駆使で打者ほんろう

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【写真】1失点完投した浦和学院のエース江口

 初戦に続いて先発マウンドに立ったエース左腕の江口は、高めの抜け球が目立った前日の反省を生かしてテンポよく低めを突いた。「中盤からしっかり打たせて取れた。野手が声を掛けてくれて自分のピッチングができた」と仲間に感謝した。

 直球とチェンジアップに加え、カーブでタイミングを外した。「ボールでもいいと割り切って投げられた」と手応え十分の様子。エースの貫録が出てきた背番号1は「3試合投げる準備をしてきた。ここまで来たら勝ちたい」と前を向いた。

◇7針縫うも先発し、安打 山﨑滉

 16日の準々決勝で右目の上を負傷し、ベンチに下がったまま病院に直行した一塁手の山崎滉が先発出場。7針を縫った患部は腫れているが、森監督に出場を直訴。六回には中前打で出塁し、荒木の内野安打で生還した。

 埼玉大会から4番としてチームをけん引してきた山崎滉は「やると決めたので、出場する一人として役割に徹したい」と勝利への貢献を誓った。

(埼玉新聞)

◇浦和学院が初決勝 四回に一挙5点奪取

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【写真】右眉上にばんそうこうを貼って出場した浦和学院・山崎滉

 昨春センバツを制した強打がよみがえった。浦和学院(関東)が見事な集中打で、初の決勝を決めた。1点を追う四回、敵失に4安打を絡めて一気にたたみかけ、5点を奪った。16日の東海大四戦も四回に5安打で4得点。連日のビッグイニングだ。

 「フライはダメで、しっかりフルスイングしていく」と、勝ち越し適時二塁打の6番・高橋司外野手(2年)。全国Vメンバーから学んだのは「どんな投手にも当てにいかず、自分のスイングをすること」。DNAは受け継がれている。

 今夏は甲子園出場を逃した分、40戦以上の練習試合を行い、対応力を磨いた。引退した3年生のセンバツV腕・小島は、今も打撃投手を買って出る。高橋は「先輩に恩返しするためにも、絶対優勝したい」と意気込んだ。

(デイリースポーツ)

◇隙を見逃さず4回一挙5点

 一瞬の隙も見逃さない集中力が、浦和学院の強さの秘訣(ひけつ)だ。

 1点を先制された直後の四回1死一、三塁で4番の山崎滉が平凡な投ゴロ。併殺でチェンジかと思われたが、打球を処理した東海大菅生の羽生が二塁へ悪送球した。

 同点に追い付き、なおも一、二塁で5番からの3連打と犠飛で計5点。三回まで一人の走者も出せなかった浦和学院の森監督は「ラッキーな面もあったが、先に点を取られても慌てずに試合を進めたことが良かった」と、つながった打線をほめた。

 昨春の選抜大会で全国大会初優勝した。現在の主力は選抜大会直後に入学。当時の2年生エースで、来春から早大に進学する小島(おじま)が今でも練習のフリー打撃に登板するなど、引退した3年生が新チームに貢献する伝統が引き継がれている。

 神宮大会は4度目の出場で初の決勝進出。四回に勝ち越しの2点二塁打を放った6番の高橋は「練習を手伝ってくれた先輩には感謝の気持ちしかない。優勝で恩返しがしたい」と力を込めた。

(東京新聞)

◇浦和学院、初V王手!エース江口が連続完投「絶対優勝」

 浦和学院はエース左腕・江口が2戦連続完投で初優勝に王手をかけた。

 直球の最速は130キロだったがスライダー気味に変化するクセ球で的を外し、8安打1失点。「テンポ良く打たせることができた」と胸を張った。昨春センバツ優勝投手・小島の後継と期待されたが、高校入学時に右目が一部かすんで見える原因不明の病気を患った。当初はキャッチボールもままならなかったが、今夏奇跡的に完治。秋から戦列に戻り、全国の舞台で持ち前の制球力を披露した。決勝は昨夏の甲子園1回戦で敗れた仙台育英と再戦。「ここまで来たら絶対に優勝する」と力を込めた。

(スポニチ)

◇浦和学院が初の決勝進出 江口、2試合連続完投

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 1年近く練習から遠ざかる苦難を乗り越えた浦和学院のエース左腕・江口が、東京王者を先制ソロの1点だけに抑えて2試合連続完投。「きのうの反省からテンポのいい投球を心がけました。連投とか関係なく思い切り腕を振りました」。6回コールド勝ちした東海大四戦は無失点ながら三者凡退がなかったが、リズム良く投げきった。

 視力障害に見舞われたのは昨夏。視界がぼやけて練習ができなくなり、裏方に徹した。今夏にようやく復帰。リハビリを手伝ってくれたり、心の支えになってくれたチームメートらへの感謝を込めてのマウンドとなっている。3回にソロを浴びたが「周りが声をかけてくれて、頭を切り替えて次のバッターにしっかり投げることができました」と冷静に後続を断った。

 2013年のセンバツ優勝左腕となった小島の後継者だが「自分は小島さんのようなタイプではない。コントロールを意識して、芯を外して打たせて取るのを心がけている」と話す。速球も130キロほどだが、低めを丁寧につき、緩いカーブも使ってタイムリーを許さなかった。

 中学時代は、軟式のU-15代表となり、アジア選手権で準優勝。そのときのチームメートが、決勝の相手・仙台育英のエース佐藤。「3試合投げるつもりで準備してきました。ここまで来たら勝たないと意味がない。絶対に勝ちたい」。開幕前に健闘を誓い合った球友にも投げ勝ち、秋の日本一になる。

(中日スポーツ)

 試合結果
 準決勝 11月17日(明治神宮野球場)
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
浦和学院 0 0 0 5 0 1 0 0 0 6 8 1
東海大菅生 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 8 1
【浦】江口-西野【東】羽生、勝俣-斉藤駿
▽本塁打:小磯(東)▽二塁打:高橋(浦)伊藤(東)
 浦和学院打撃成績
位置 選手名 打数 安打 打点
諏訪 3 0 0
2 0 0
津田 4 1 0
山崎滉 4 1 1
幸喜 3 2 0
高橋 4 1 2
荒木 4 2 2
西野 3 0 1
江口 4 1 0
31 8 6
 東海大菅生打撃成績
位置 選手名 打数 安打 打点
小磯 4 1 1
小川 4 1 0
⑨1 勝俣 3 0 0
江藤 3 1 0
伊藤 4 2 0
R 阿部 0 0 0
馬場 4 2 0
澤田 3 0 0
H 中野 1 0 0
斉藤駿 4 1 0
羽生 1 0 0
9 本橋 1 0 0
32 8 1
 投手成績
TEAM 選手名 被安打 奪三振 四死球 失点 自責点
浦和学院 江口 9 8 5 2 1 1
東海大菅生 羽生 6 0/3 7 2 1 6 4
勝俣 3 1 1 1 0 0
TEAM 三振 四死球 犠打 盗塁 失策 併殺 残塁
浦和学院 3 2 4 0 1 1 4
東海大菅生 5 2 1 0 1 0 7

 相手の隙を逃さなかった浦和学院が東海大菅生に逆転勝ちした。

 浦和学院は0-1の四回、1死一、三塁から山崎滉の投ゴロが敵失を誘って同点とすると、1死満塁から高橋の右翼線2点二塁打で勝ち越しに成功。荒木の右前適時打、西野の中犠飛と、打者9人で5点をもぎ取った。8安打を浴びた先発江口もソロ本塁打のみの1失点とテンポよく投げ抜いた。

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