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早大が決勝進出 小島投手、1失点完投 明治神宮大会

 第45回明治神宮野球大会(大学の部)は17日、神宮球場で準決勝が行われ、東京六大学の春秋リーグと6月の大学選手権に続く4冠を目指す早大が浦学出身の谷口監督が率いる上武大に2-1で競り勝ち、決勝進出を決めた。浦学出身で早大の1年生・小島投手が9回被安打3、1失点完投で勝利に貢献した。

◇早大決勝進出 1年生小島1失点完投!

201511171602 早大が投手戦を制して、5年ぶりの決勝進出を果たした。

 1年生左腕の小島和哉投手(浦和学院)が3安打1失点完投。制球にやや苦しむ場面もあったが、140キロ台前半のキレのいい直球中心に、ソロ被弾の1点のみに封じた。

 勝利の瞬間、左拳を握って笑顔を見せた小島は「勝てたのでよかった。上武大さんは粘り強くしぶとさを感じた。気持ちを前面に出して投げないと抑えられないと思った」と振り返った。

 打っては、楽天にドラフト3位指名された茂木栄五郎内野手(4年・桐蔭学園)が、初回に先制の右前適時打。四回には丸子達也内野手(4年・広陵)の右越えソロで貴重な1点を追加した。

 春秋リーグ戦を連覇し、6月の全日本大学選手権でも優勝。今大会を制すれば、東京六大学勢では初の“4冠”となる。偉業をかけて大学最終戦に臨む茂木は「明日は何としても勝ちたい」と、気合を入れた。

(デイリースポーツ)

◇要所締め公式戦初完投

 九回2死、右翼手が飛球をつかむと早大の小島は心底ほっとしたような表情を見せた。1失点で投げきった1年生左腕は「最後まで低めに投げることを意識した。経験が生きたかな」と笑みを浮かべ、大学での公式戦初完投勝利を喜んだ。

 球に切れがあり、許した安打は3本。4四球を与えるなどピンチもあったが、落ち着いていた。二回1死二、三塁ではスクイズを読み切り、空振りさせて切り抜けた。

 リーグ戦では春秋連覇に貢献しながら、九回に本塁打を浴びるなどして完投できずにいた。この試合は続投を志願して1点リードを守り、全日本大学選手権と合わせて今季4冠の懸かる決勝に導いた。「気持ちも技術もいい状態だった。これで満足しないで、もっと内容を濃くしたい」と頼もしい。

 高橋監督は「いつ代えようかと思ったが、要所を抑えてくれた」と褒めた。

(埼玉新聞)

◇上武大・谷口監督「いいゲームだった」

 上武大は6月の全日本大学選手権に続いて、準決勝で早大に敗れた。谷口監督は「悔しいけど、いいゲームだった。若い選手がよくやってくれて収穫のある内容だった」と、2失点と好投した寺沢とリードした吉田の1年生バッテリーを褒めた。

 同監督は試合前、選手に「周囲はリベンジと言うけど、自分たちの成長を見てもらえることに感謝しよう」と呼びかけたそうで「それにしても早稲田は能力の高い選手が多い」と続けた。

(サンスポ)

◇第46回明治神宮野球大会・準決勝
TEAM123456789
上武大0000100001
早大10010000x2
【早】○小島-道端
【上】●寺沢、宮川-吉田
丸子(早)中(上)
 小島投手成績
球数被安打奪三振与四死球失点
91263841
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