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 (5日・県営大宮)

 第6日は準決勝2試合を行い、浦和学院と花咲徳栄のAシード勢がそれぞれ勝って決勝進出を決めた。両校は関東大会(20~24日・茨城)への切符をつかみ、浦和学院は5年連続18度目、花咲徳栄は2年連続9度目の出場。決勝進出は浦和学院が5年連続16度目、花咲徳栄は2年連続9度目。

 浦和学院は市川越に4-1で快勝した。三回に蛭間が先制打を放ち、五回に家盛の適時二塁打などで3点を加えた。公式戦初先発の右腕近野が6回無失点と試合をつくった。

 花咲徳栄は春日部共栄に10-2と七回コールド勝ち。三回に西川の適時打で勝ち越しに成功。六回に2点、七回には須永の2点三塁打などで3点を奪った。

 大会最終日は6日、県営大宮で決勝が行われ、浦和学院-花咲徳栄(10時)のカードで実施される。

浦学、王者の誇り胸に 5連覇王手「貫禄光る試合運び」

5回裏浦和学院1死二塁、蛭間が右前に適時打を放つ

 王者の貫録が光る試合運びだ。5連覇を目指す浦和学院は昨夏に屈辱を味わった市川越に投打がかみ合って快勝した。森監督は「準備していたイメージを体現し、集中できていた」と納得の様子で振り返った。

 五回、大技小技でたたみ掛けた。3番家盛の適時二塁打、4番蛭間の右前打と連続タイムリーで2点を加え、なおも1死一、三塁。6番秋山はスクイズを決めて突き放した。打線は二回り目から市川越のエースメンディスを捉え、家盛は「内角の直球でカウントを稼いできていた」と左腕への対応力を見せた。

 公式戦初先発だった右腕近野も6回無失点と試合をつくり「去年負けた借りは返せた」と小さくうなずく。この日4安打で昨夏メンバーだった1番矢野も「打ち勝ってやろうと思っていた」と選手全員から気迫がみなぎる。

 攻めの気持ちを貫き付け入る隙はなかった。「悔しさを晴らそうという思いを力に変えられたのは小さな成功」と森監督。決勝も闘志を全面に出した戦いで、王者の立場を譲るつもりはない。

好機逃さず4番の働き 蛭間

 浦和学院の4番蛭間が持ち味の勝負強さを発揮した。適時打2本の活躍に「夏に負けた相手。市川越のことを忘れた日はなかった。先輩たちの無念を晴らしたかった」と悔しさをバネに打ったと話した。

 三回2死二、三塁で中前へ先制の適時打。五回1死二塁では右前へ運んで追加点を奪った。準々決勝の草加西戦では無安打に終わり、試合後には黙々とバットを振り込んだ。負けず嫌いの背番号8は決勝も「打線を意識し、全員野球で挑みたい」と闘志を燃やした。

昨夏の再現ならず 市川越

 昨夏の再現ならず。市川越はエースのメンディスを攻略された。主将の捕手中山は「球は悪くなかった。序盤の攻撃でミスがあり主導権を失ったことが敗因」と左腕をかばった。

 0-1の五回1死二塁、3番家盛に内角直球を右中間のフェンスまで運ばれた。続く蛭間にはスライダーをうまく拾われて右前適時打を許した。「昨年は打ち取れていた球を打たれた。対策されていると感じた」とメンディス。浦和学院の打線が一枚上手だった。

 エースを楽にさせるために欲しかった先制点を逃したのも痛かった。二回無死二塁で初球をバントしたが、走者を進められずに好機を逸した。新井監督は「1球目は待つべきだった。浦学を相手にバントで送ってタイムリーは虫が良すぎたかな」と苦笑いした。

2年連続の激突 実力伯仲打線が鍵 決勝見どころ

 打線好調な両校の実力は伯仲。春季県大会決勝では2年連続の顔合わせ。昨秋の県大会決勝でも激突し、浦和学院が4-3と延長十一回サヨナラ勝ちを収めた。

 5連覇を目指す浦和学院は終盤まで粘り強く戦いたい。3番家盛、4番蛭間と中軸が振れているだけに、下位から上位へつなぐ意識が大事。先発は左腕清水と予想。

 6年ぶりの頂点を狙う花咲徳栄は県大会4戦全てコールド勝ちと強打を誇る。好打者・西川の前に走者をためたい。準決勝で7回を投げたエース右腕網脇は温存か。

(埼玉新聞)

 試合結果
 県大会準決勝 5月5日(県営大宮)
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
市立川越 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 6 1
浦和学院 0 0 1 0 3 0 0 0 x 4 9 1
【浦】 近野、佐野-秋山
【市】 メンディス、太賀、小川-中山
家盛2(浦)瀬山2(市)
 浦和学院打撃成績
位置 選手名 打数 安打 打点
矢野 5 4 0
杉山 3 0 0
家盛 3 2 1
蛭間 3 2 2
山本 3 1 0
秋山 2 0 1
本田 3 0 0
近野 2 0 0
H 赤岩 1 0 0
1 佐野 1 0 0
森川 4 0 0
30 9 4
 市立川越打撃成績
位置 選手名 打数 安打 打点
市原 4 2 0
3 0 0
1 太賀 0 0 0
1 小川 1 0 0
星野 4 1 0
上原 4 1 0
瀬山 4 2 1
野本 4 0 0
①7 メンディス 3 0 0
羽田 2 0 0
中山 2 0 0
31 6 1
 投手成績
TEAM 選手名 被安打 奪三振 四死球 失点 自責
浦和学院 近野 6 3 1 1 0 0
佐野 3 3 5 1 1 1
市立川越 メンデ 5 8 1 1 4 4
太賀 1 2/3 1 0 3 0 0
小川 1 1/3 0 0 0 0 0
TEAM 三振 四死球 犠打 盗塁 失策 併殺 残塁
浦和学院 1 4 4 1 0 2 10
市立川越 6 2 1 0 1 0 6

 闘志を全面に出した浦和学院が市川越を下した。三回に蛭間の中前打で先制。五回には家盛、蛭間が連続適時打を放ち、さらに1死一、三塁で秋山がスクイズを決めた。投げては先発した右腕近野が6回無失点と好投。七回からリリーフした左腕佐野は1点を失ったが安定していた。市川越は七回に瀬山の適時二塁打で1点を返したが届かなかった。

 試合動画

7回表、市立川越の攻撃

佐野投手の投球。上原は右安、瀬山の二塁打で1点を失う。野本は三振、メンディスは三振も振り逃げとなり1死一、三塁のピンチ。羽田のスクイズを杉山がダイビングキャッチ、三塁へ送球し併殺打。最少失点で切り抜ける。

(浦学公式ホームページ)

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