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8強懸けきょう5回戦 高校野球埼玉大会

 16強が出そろった全国高校野球選手権埼玉大会は21日、県営大宮など3球場で5回戦8試合を行い、8強が決定する。シード勢は4回戦までにBシード市川越、Cシード草加西ら5校が姿を消した。一方で浦和学院、花咲徳栄のAシード勢、Bシード春日部共栄、Cシード川越工、ふじみ野、叡明が順当に駒を進めている。好試合が期待される5回戦の見どころを探った。

 注目の一戦は本庄東-聖望学園。本庄東のエース左腕桐敷は4回戦の市川口で203球を投じ、延長12回を競り勝った。打線も主砲小野瀬が決勝ソロを含む2本塁打と復調の兆しが見える。対する昨夏準優勝の聖望学園はCシード草加西を破ってきた。終盤の打線には粘りがあり、エース西沢が踏ん張って終盤勝負に持ち込みたい。

 投打が充実する川越工はエース小久保、宮崎の二枚看板が順調な仕上がり。打線も3試合すべてコールド勝ちの29得点と破壊力抜群だ。迎え撃つ川越東は野中新監督の下一体感がある。投手陣は小笠原、宮崎、苅部の継投か。序盤に先制して試合を優位に進めたい。

 打線が活発なシード同士がぶつかる叡明-大宮東。叡明打線は三上を中心にエース熊谷も堅調。内野守備も安定感がある。一方の大宮東は4回戦でエース菅原を温存して万全の状態だ。“強打復活”を期す打線も緒方を中心に振れている。

 北本-山村学園は共に4回戦を1-0で勝ち上がった。Bシード市川越を破り12年ぶり16強の北本は4回戦で3安打完封したエース田辺青の快投に期待。山村学園も左腕和田、エース矢口と投手陣に力がある。

 浦和学院は今大会4本塁打の蛭間が主軸に座る打線が、星野のエース左腕湯沢を打ち崩せるか。花咲徳栄は千丸、西川ら左の好打者が、浦和実の左腕英、三本木らタイプの違う投手陣を攻略したい。

 4回戦で延長十回サヨナラ勝ちを収めた春日部共栄は主砲山本の前に走者をためたい。接戦をものにしてきた朝霞はロースコアの展開に持ち込めば勝機はある。ふじみ野のエース高野に挑む強打の埼玉平成は、少ない失投を確実に捉えていきたい。

(埼玉新聞)

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