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甲子園でキッズフェスタ 名将が野球の楽しさを伝授

 小学生に野球の楽しさを体感してもらうイベント「センバツ・キッズフェスタ」が18日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開かれた。高校野球の名将らをコーチ役に、子どもたちはキャッチボールや、ボールをパネルに当てる「ストラックアウト」を体験。選抜大会の開幕を控えた聖地に笑顔があふれた。

 競技人口が減少している現状に歯止めをかけようと、日本高野連などが初めて企画し、全国から小学1~3年の男女90人を招待した。コーチは甲子園大会を5度制した横浜高(神奈川)の渡辺元智前監督や、星稜高(石川)の山下智茂元監督、浦和学院高(埼玉)の森士監督ら23人。選抜大会の21世紀枠候補として兵庫県高野連に推薦されていた尼崎小田高校(尼崎市)の野球部員らも指導のサポートに当たった。

 福井県小浜市から参加した小学3年の片岡紗依さん(8)は「いっぱい打球が飛んで楽しかった」と笑顔だった。昨秋のU-18(18歳以下)ワールドカップで高校日本代表監督を務めた拓大紅陵(千葉)元監督の小枝守氏は「小さいときに、こういう機会があったらな。素晴らしい企画だと思う。聖地でやった重要性、価値を再認識すると思う。高校生にも、こういうことを忘れないで指導していきたい」と、今後も開催されることを願っていた。

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