浦和学院、32年ぶり8強 渡邉が10K5安打完封

 浦和学院(南埼玉)が二松学舎大付(東東京)との首都圏対決を制し、初出場した86年以来32年ぶりの夏の8強入りを決めた。

 プロ注目の190センチ右腕、渡辺勇太朗投手(3年)が時折激しい雨が降る中、5安打、10三振を奪い完封した。

 1回1死二、三塁、3回無死二、三塁のピンチをいずれも150キロ近い直球を使ってねじ伏せた。これで初戦の仙台育英戦の6回無失点と合わせ15回無失点となった。

 打線は3回1死一塁から中前祐也内野手(2年)の適時三塁打と矢野壱晟内野手(3年)の適時打で2点を先制。5回にも矢野の適時打、敵失で3点を加えた。

 二松学舎大付は昨年に続く3回戦敗退。夏の甲子園初の8強入りは今年もならなかった。

浦和学院・渡邉勇太朗が10K完封「初めてです」

 浦和学院(南埼玉)が二松学舎大付(東東京)に快勝し、32年ぶりのベスト8を決めた。

 先発の渡辺勇太朗投手(3年)が、10三振を奪う好投で完封勝ち。これまでの登板最長イニングは8回で、練習試合を含めて完投&完封は「初めてです」と笑った。

 初回にいきなり1死二、三塁のピンチを招くも「気持ちは上げた中で、体は冷静に」と、続く打者に1度も振らせることなく見逃し三振。次の打者は空振り三振に仕留めて危機を脱した。

 抽選の結果、準々決勝は18日の第1試合に決まった。「今まで先輩方が作ってきた浦学の歴史というのを、塗り替えられるように頑張りたいです」と渡辺。昨夏の花咲徳栄に続いて、2年連続となる埼玉勢の優勝を目指す。

(日刊スポーツ)

渡邉、高校生活初の完封 最速149キロ「ピンチになると燃える」

 浦和学院(南埼玉)のエース渡辺勇太朗(3年)が2度にわたって大雨となる中で力投。1メートル90、90キロの恵まれた体を生かして最速149キロのストレートを投げ込み、随所でスライダーを交えながら二松学舎大付を完封した。

 「スピードは気にせず打たせてとることを心掛けました」と言いながらも、初回1死2、3塁の場面では二松学舎大付の4番・保川遥(3年)と5番・畠山大豪(3年)を148キロと144キロの速球で連続三振。「ピンチになると燃えるタイプなんです」と本人が自負するように、4回無死2、3塁では畠山のバットをスライダーで空を切らせたあと、6番・野村昇太郎(2年)をこの日最速タイの149キロのストレートでまた三振。結局9回で109球を投げて被安打5、奪三振109、与四球1という素晴らしい投球内容を見せた。

 森士(もり・おさむ)監督は「継投は考えていました。でも彼自身が“行かせてほしい”と言ってきたんです。これが高校に入って初めての完投。球数は少なかったし、情が出ましたかね」と、渡辺に対しては6回でマウンドを譲った仙台育英戦とは違った起用法に踏み切った。2度のピンチを脱出したこともあって「ランナーを背負ってギアが入りましたね。成長の一端を見た思いです」と、甲子園で自身初の完投を完封でやってのけた背番号11のピッチングを高く評価していた。

 2番・矢野壱晟(3年)が2安打と犠飛で3打点を挙げるなど10安打を放った打線も好調。これで2試合連続で無失点&2ケタ安打となり、準々決勝に向けてさらに期待が高まってきた。

 昨夏は花咲徳栄が埼玉勢として初めて夏の大会を制覇。指揮官は「僕たちも負けないように頑張りたい」とさらなる躍進に目を輝かせていた。

 一方、敗れた二松学舎大付の市原勝人監督は「先攻する場面を作りたかったが完敗でした。うちのスタイルを貫いたが、力負けです」と投打がかみあった浦和学院の強さに舌を巻いていた。

(スポニチ)

3・11、助けてくれた浦学へ 入部誓う手紙、叶えた夢

一塁コーチスボックスから指示を出す浦和学院の阿部鳳稀君=2018年8月16日、阪神甲子園球場

 東日本大震災で大きな被害が出た宮城県石巻市。地元の少年野球チームに入っていた阿部鳳稀(ふうき)君(3年)は小学生の頃、浦和学院(南埼玉)野球部から受けた支援に心を打たれ、入部。最後の夏にベンチ入りし、あこがれた野球部の一員として、甲子園の舞台に立っている。

 小学4年だった阿部君はあの日、下校途中に震災に遭った。生まれ育った町はがれきにまみれ、「戦場を見ているようだった」。練習に使っていた小学校のグラウンドは水没。練習用具が入っていた倉庫は流された。野球ができない日々が続いた。

 浦学は震災直後から、石巻市や同県東松島市を中心に、清掃や義援金集めといった支援を始めた。野球部もスパイクやボールを寄付。震災から1カ月近く経った頃、阿部君のチームは練習を再開することができ、その年の冬には野球部のグラウンドに招かれ、野球を教えてもらった。「笑顔と希望をくれ、ありがとうございます。大好きな野球を続け、必ず浦和学院の野球部に入ります」。そんな手紙を送った。中学ではクラブチームで力を付け、高校で夢をかなえた。

 野球部は、「石巻・東松島交流プロジェクト」として、毎年冬に被災地訪問を続けている。阿部君を含む石巻市出身の2人が一昨年と昨年、子どもの頃に受けた支援をきっかけに入部した。7回目となる昨年12月、阿部君も石巻市に行き、小学生に守備を指導した。会場は以前、仮設住宅が立っていた石巻市民球場だった。「目標にした野球部で、地元に帰って野球を教える。不思議な感覚だけど、本当にうれしい」

 野球部にとって5年ぶりとなる夏の甲子園は、仙台育英(宮城)に初戦で勝利。16日は二松学舎大付(東東京)と対戦し、阿部君は初戦に続いて一塁コーチを務め、チームは8強入りした。

(朝日新聞)

蛭間主将「(準々決勝は)どの相手でも自分たちの野球を」

5回浦和学院2死満塁、後藤の打球を二塁手の有馬の送球を捕手・山田捕れず、生還する浦和学院の蛭間

 浦和学院(南埼玉)が4強進出した1986年以来32年ぶりのベスト8入り。先発・渡辺勇太朗(3年)が、最速149キロの直球を中心に二松学舎大付(東東京)を完封し、打線も10安打で6点を奪った。

 9回を5安打、10奪三振の190センチ長身右腕は「テンポ良く投げての完封で良かった」と振り返り、初戦からの連続無失点イニングも15回に伸ばした。

 打線は2番の矢野壱晟内野手(3年)が2安打3打点を放つなど2試合連続の2桁となる10安打で6点を奪った。

 主将の蛭間拓哉外野手(3年)は「ここまで来られると思っていなかった。(準々決勝は)どの相手も同じ、自分たちの野球をやるだけ。どこがきても変わらない。最後の1球まで諦めない自分たちの野球をやるだけ」と気を引き締めた。

 浦和学院の次戦、準々決勝は大会第14日目の第1試合に組まれ、第2試合に組まれた報徳学園とともに、16日の第3試合・済美-高知商、第4試合・大阪桐蔭-高岡商のどちらかの勝者と対戦する。

(デイリースポーツ)

矢野が3打点「センター返しがチームの徹底事項」

 浦和学院の2番矢野が3打点で勝利に貢献した。打率6割9分2厘をマークした南埼玉大会ではチーム最多の8打点。今大会の初戦でも1打点を挙げており、勝負強さは際立っている。「去年の秋はチャンスで打てずに悩んだ。冬の練習で自信がついて精神的にも強くなった」とうなずいた。

 三、五回の適時打はいずれも中堅へ運んだ。「投手の足元、センター返しがチームの徹底事項」と強調した。

(サンスポ)

森監督、完封渡邉続投の舞台裏明かす

 浦和学院(南埼玉)の森士(おさむ)監督(54)が、高校初完封を達成した渡辺勇太朗投手(3年)と交わした続投の条件を明かした。7回終了時、渡辺に意思を聞き「投げさせてください」と直訴され、「情が出てしまいました」と続投を決断。それでも、9番から始まる8回、その後の9回で1安打を浴びた6番打者の野村に回れば「9回2死でも代えるよ」と告げた。

 渡辺は8回からの2イニングを3者凡退。6番に回さず、9回を投げきった。森監督は「ギアが上がった。代えられて、たまるかとね。その前に終わらせた」と満面の笑み。「危なげないピッチング。頼もしかった。投げることが、楽しいんじゃないでしょうか。全てのボールをコントロールしていますね」と絶賛した。

(日刊スポーツ)

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  1. カーショップ サカグチ 2018.08.16 10:11pm

    いつも練習観てます。
    私は68回大会の埼玉予選で、4回戦で埼玉栄に負けた高校でピッチャーをしてました。仮に栄に勝っていれば次は浦学でした。
    よって32年前から浦学を知ってますが、このチームは、総合力では過去最高だと思います。(昨年も凄かったけど)
    しっかり準備し、四死球やエラーが無く、楽しむ事が出来れば、どこが相手でも勝てるチームだと思います。
    一戦必勝、しっかり準備し、今まで厳しい練習に耐えて頑張ってきた成果を思いっきり、楽しく発揮してください。
    頑張れ!浦学球児!!

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    • 奈良 正宏 2018.08.19 12:20pm

      第68回大会のカーショップサカグチさんの投球は素晴らしいかったですね

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