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<浦和学院だより>大阪桐蔭対策を開始 森監督「これからが勝負」

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【写真】大阪桐蔭戦を想定し、マシンで時速150キロのボールを体感する佐藤(左下)ら浦和学院ナイン=西宮市内(埼玉新聞)

 2回戦で三重に完封勝ちし、10年ぶりに8強入りしたチームは一夜明けた28日、兵庫県西宮市などで約4時間の練習を実施した。森監督は「勝った喜びに浸るよりも、これからが勝負」と気を引き締め、三重を3安打完封したエース佐藤も、「切り替えて、大阪桐蔭に向かっていきたい」と力強く次戦を見据えた。

 練習ではシートノックなどを一通りこなし後、打撃練習を重点的に行った。大阪桐蔭のエースで197センチの右腕藤浪を想定し、マシンを至近距離に置いて150キロの球を体感。バント練習や室内打撃で目を慣らしていた。

◇「勝利に貢献したい」サポートメンバー

 メンバーが試合や練習で心置きなくプレーできるのもサポートメンバーの存在があってこそ。チームに帯同しているのは投手の池山、捕手の佐藤大、高田、内野手の渡辺健、中島、木村、贄の7選手。10年ぶりの8強進出を支える影の功労者たちだ。

 主な仕事は道具の準備や片付け、ライン引き、打撃投手、捕手…。打撃投手を精力的にこなす右腕池山は、「メンバーに気を使わせないように自分たちが率先して動く」と心構えを説く。渡辺も「雰囲気を良くさせて勝つために貢献したい」と大声を張り上げる。その威勢を肌で感じる主将の明石は、「本当にありがたい。感謝の思いをプレーで表現したい」。グラウンドで、仲間たちの男気に応えるつもりだ。

 とは言え、サポートメンバーも選手の一人。メンバーに入れなかった悔しさを夏への糧にする。

 昨秋の関東大会までは16番を背負っていた贄は「チームの勝ちが第一だけど、甲子園の雰囲気を感じて夏に向けてのパワーにしたい」と試合ではボールボーイを全う。“次こそはオレが”の思いをそれぞれが胸に秘めながら、きょうもチームのために全力を注ぐ。

(埼玉新聞)

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