第83回選抜高校野球大会展望&注目選手(投手編)

 東日本大震災の影響で開催するかどうか決定していない第83回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が15日、大阪市内で開かれた。

 優勝候補の筆頭と目されるのは昨秋の明治神宮大会覇者の日大三(東京)。初戦の相手は試合巧者の明徳義塾(高知)、準決勝までの同じブロックには最速152キロを誇る釜田を擁する金沢(石川)がおり、強力打線で決勝戦まで進出した昨年の再現は簡単ではなさそう。しかし、今年は右腕吉永の成長で投打にバランスが取れている。接戦をモノにしていけるなら、40年ぶりの頂点が見えてくるだろう。

 登場が最も遅いブロックには実力校が集中。8校のうち地区大会覇者が5校、他にも昨夏準優勝の東海大相模(神奈川)と同4強の報徳学園(兵庫)がいる。左腕エース葛西(かっさい)を含めて昨春4強メンバーを多く残す大垣日大(岐阜)が総合力で上回るが、鹿児島実(鹿児島)、浦和学院(埼玉)など、どこが勝ち上がっても不思議ではない激戦区だ。

 大会開催の可否が決まるのは18日。東日本大震災の影響を心身に受け、調整が難しいチームもあるが、大会が開かれれば、練習の成果をしっかり発揮してほしい。

(産経新聞)

◇日大三、投打充実のV候補=天理、鹿児島実も有力

 第83回選抜高校野球大会は23日から12日間、甲子園球場で予定されている。15日に決まった組み合わせから大会を展望する。

 優勝候補の筆頭には、前回準優勝で昨秋の明治神宮大会覇者の日大三(東京)が挙がる。エース吉永が防御率0.70と抜群の安定感を誇り、打線も昨春経験者の畔上、横尾ら好機に強い選手がそろう。投打ともに隙がなく、1回戦で当たる四国王者の難敵、明徳義塾(高知)を力で押し切れるか。

 近畿大会優勝の天理(奈良)も有力。チーム打率は出場校中3位の3割7分7厘と、打線につながりがある。150キロ台の速球を持つ釜田のいる金沢(石川)、優勝経験のある横浜(神奈川)も勝ち上がる力を持つ。

 九州大会覇者の鹿児島実(鹿児島)も強い。左腕エースの野田は変化球が切れ、バックの守備も堅い。対する関東大会覇者の浦和学院(埼玉)はエースの佐藤が1番を打つ。1回戦屈指の好カードだ。

 東海王者の大垣日大(岐阜)、昨夏準優勝の東海大相模(神奈川)、報徳学園(兵庫)など実力校もひしめく。投打にまとまっている履正社(大阪)、チーム打率が唯一4割超の光星学院(青森)も優勝争いに絡む可能性が大。大垣日大と当たる東北(宮城)は、大震災の暗い話題をはねのけられるか。

(時事通信)

◇高校野球注目選手(投手編)

 第83回選抜高校野球大会(23日から甲子園球場で開催予定)で注目されそうな選手を投打に分けて紹介する。

 右腕で屈指の本格派は釜田(金沢)。最速152キロを計測したという速球にスライダーを交え、完投能力も十分にある。吉永(日大三)は完成度が高い。力のある直球と切れ味鋭い変化球で、昨秋の東京大会、明治神宮大会制覇の原動力に。公式戦10試合で9完投、防御率0.70は群を抜く。

 西口(天理)は大きなフォームから140キロ台後半の直球を投げ込む。松田(波佐見)は速球とスローカーブの緩急で三振を奪える。上村(東北)はエースで4番の大黒柱。佐藤(浦和学院)はマウンド度胸、飯塚(履正社)は多彩な変化球がそれぞれ持ち味。昨夏甲子園で1年生で4強入りした田村(報徳学園)は、強気の投球が光る。

 左腕は野田(鹿児島実)が一番手か。140キロ台の直球とカーブ、チェンジアップを操り、安定感抜群だ。小柄でも体にばねがあり、新チームの公式戦をほぼ一人で投げ抜いた。葛西(大垣日大)は4強入りした昨春以来の甲子園。横手からの制球に優れ、直球、変化球ともに磨きがかかった。堅田(関西)は速球、カーブ、スライダーを状況に応じて投げ分ける。

 山内(横浜)は緩急をうまく使い、尾松(明徳義塾)は変化球をコーナーに集める。西口との2枚看板となる中谷(天理)はテンポ良く投げる。



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