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広島・大竹が今季初勝利 「今まで頑張ってきて良かった」

 広島は23日、阪神に1対0で勝利した。5回1死二塁から東出輝裕のタイムリーで先制し、そのまま逃げ切った。先発の大竹寛は7回5安打無失点で今季初勝利。9回は今村猛が3者三振に抑えた。

 以下は大竹のコメント。
「本当にうれしかったです。たくさんの応援に力をもらいました。ありがとうございます。(良かった点は?)序盤から、(捕手の)白濱(裕太)と話し合って、二人で頑張って。無四球が良かったと思います。どの球種も一球一球丁寧にというテーマを持って投げられました。1勝というのは嬉しいものですし、今まで頑張ってきて良かったなと思いました」

◇広島・野村監督、大竹の勝利は「来季に向けて明るい材料」

 以下は、野村謙二郎監督のコメント。
「(大竹が久しぶりに勝ったが)ずっと良いピッチングをしてくれて、7回で代えたのは、彼と話して納得した上での交代でした。ヒットは打たれましたけど、ポイントポイントで良い投球をしてくれましたね。(来季に向けて好材料になる?)先発投手が一枚増えることは、明るい材料になりますね。野球はピッチャーの占める割合が大きいですから。大竹も今までとは違ったイメージというか、良い意味で力の抜けた投球ができるようになった感じですね。前は一生懸命投げすぎて、余計な力が入りすぎていたところがあったので、良い兆しだと思います」

(スポーツナビ)

◇大竹ようやく今季初勝利「応援に力をもらいました」

 広島の大竹が7回を5安打無失点、無四球で今季初勝利を挙げた。けがに泣かされてきた右腕は「本当にうれしい。たくさんの応援に力をもらいました」と本拠地の大観衆に向かって喜びの声を上げた。

 来季は前田健、バリントンに並ぶ先発の柱として期待される。大野投手チーフコーチは「彼にとって非常に大きな勝ち星。来季につながるね」と話した。

(スポニチ)

◇広島・大竹が初勝利 阪神は今季負け越し決定

 広島は先発した大竹が制球がよく7回無失点。今季6試合目の登板で初勝利を挙げ、2003年から9年連続で白星を重ねた。大島、今村との完封リレーで、五回1死二塁から東出の右前適時打で挙げた1点を守りきった。

 阪神は今季の勝率5割以下が決定。プロ初登板初先発の清原が5回1失点。5安打を浴びながら最少失点でしのぐ粘りの投球を見せたが、打線の援護がないまま降板した。

(デイリースポーツ)

◇大竹「最高です」今季初勝利

 大竹寛投手(28)が、残り3試合でようやく今季初勝利を挙げた。阪神打線を相手に7回を5安打無失点のまとめ、昨年6月12日の西武戦(西武ドーム)以来、1年4カ月ぶりの白星をゲット。本拠地マツダスタジアムでの登板も09年10月以来2年ぶりで、お立ち台にあがり「たくさんの応援に力をもらいました。うれしいし、頑張ってよかった。(本拠地で勝てて)最高ですよ」と笑った。大竹は昨年のキャンプで右肩を痛め、昨季は1勝。今季も5月に1軍に昇格したが、打球が右手に当たり骨折するなど故障続き。ようやくの白星に喜びを隠せなかった。

(日刊スポーツ)

◇大竹「来季につながる」

 広島の大竹が昨年6月以来の勝利。「一球一球丁寧に」のテーマ通り、7回を無四球で無失点に抑えた。

 昨年は肩の故障に泣き、今季も5月の交流戦の日本ハム戦で打球を受け右手小指を骨折。今月1日に復帰して4試合目で白星を手にした。「投げたいけど投げられず、気持ちは大変だった。来季につながるという手応えをつかんだ」と振り返った。

(時事通信)

◇大竹、復活星!苦難の1年乗り越えた!!

 ラストチャンスで今季初勝利をゲットした。広島の大竹寛投手(28)が今季最終登板となった阪神戦で7回無失点に抑え、2010年6月12日西武戦(西武ドーム)以来の白星をマークした。マツダスタジアムでは09年10月10日巨人戦以来、743日ぶりの勝利。今年は打球が当たって右手を骨折するなどの不運もあったが、最後は最高の形で締めくくった。

 今季最初で最後のお立ち台。割れんばかりの大声援に、自然と頬が緩む。「ありがとうございます。本当にうれしいです。たくさんの応援に力をもらいました」。詰めかけたファンに、大竹は大きな声で感謝の気持ちを送った。そして何度も高々と両手を掲げた。

 約2年ぶりに帰ってきた本拠地マツダスタジアムのマウンド。気合が入った。緊張もした。しかし、試合が始まった瞬間、いつもの自分を取り戻すことができた。「丁寧に行こう」。力で押すのではなく、きっちりコースに投げ分け、一回を三者凡退に片づけた。

 二回は1死からマートンに二塁打を浴びたが、続く森田をチェンジアップと140キロ超の直球で翻ろう。田上もチェンジアップで軽く料理し、ピンチを乗り切った。

 その後も緩急自在の投球で、本塁を踏ませなかった。7回を投げ、球数は88球。完投ペースではあったが「いいところで代えてあげよう」(大野投手チーフコーチ)という首脳陣の配慮でマウンドを救援陣に託した。

 苦難の1年だった。春季キャンプで右肩を痛めた昨年は、わずか3試合の登板。再起をかけ臨んだ今季はキャンプから慎重に調整し、開幕から約2カ月過ぎた5月21日オリックス戦で初戦を迎えた。だがその1週間後の日本ハム戦で稲葉の打球が右手小指に直撃し、骨折。戦線離脱となった。

 復帰に向けてリハビリに取り組んだが、心が折れそうになったことも。1軍で戦う仲間を横目にもどかしい日々が続き、「気持ちを保つのは難しかった」。だがトレーナーら裏方のスタッフが懸命にバックアップしてくれる姿に心を打たれ、前向きな気持ちに戻ることができた。「周囲の人の支えがあったから最後にマウンドに立てたし、今日勝てたと思う」。しみじみと語った。

 これで03年から9年連続勝利。「1勝というのはうれしいものだし、頑張ってきてよかった」。勝つことの難しさを改めて知った大竹。来季こそ、1年間通して完全復活した姿をマウンドで見せてくれ。

(デイリースポーツ)

■試合結果

阪神000000000=0
広島00001000x=1

【阪】清原、藤原、白仁田、鄭-藤井彰、清水
【広】大竹、大島、今村-白浜

勝 大竹 1勝1敗
負 清原 0勝1敗
S 今村 3勝8敗2S

▽二塁打 マートン、藤井彰(阪)

▽大竹寛投手・投球成績
7回、打者26、88球、被安打5、3奪三振、与四死球0、失点0、自責点0、通算防御率1.71

http://youtu.be/71Dj7YdUyyE

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