浦学、強豪復活の戦い エース佐藤が復調、守備3試合無失策

◇第84回センバツ:大会を振り返る 浦学、強豪復活の戦い エース佐藤が復調、守備3試合無失策

 第84回選抜高校野球大会は4日、大阪桐蔭(大阪)の初優勝で幕を閉じた。02年センバツ以来10年ぶりの8強入りを果たした浦和学院は、大阪桐蔭と互角以上の戦いを繰り広げ、強豪校「浦学」復活を印象づけた。今大会では、投球フォームを崩すなどして苦しんだエースの佐藤拓也投手(3年)が復調。守備陣も3試合で無失策の堅守を見せた。惜しくも4強入りはできなかったが、浦和学院の選手たちは既に練習を開始し、夏の甲子園でのリベンジを目指す。

 1回戦の敦賀気比(福井)戦は、投打がかみ合い圧勝した。打線は11安打の猛攻で10得点。佐藤投手も要所を抑え、2失点の完投勝利を収めた。04年夏以来8年ぶりの初戦突破となった。

 2回戦の三重(三重)戦は、息詰まる投手戦となった。敦賀気比戦で好調だった打線は、相手投手の140キロを超える直球と鋭い変化球に苦しみ、2安打に抑えられたものの、山根佑太選手(2年)の一打が勝負を決めた。佐藤投手は緩急を付けたピッチングがさえ完封勝利を飾った。

 準々決勝の大阪桐蔭戦も緊迫した投手戦となった。甲子園初登板の山口瑠偉投手(2年)と後を継いだ佐藤投手は、大会注目の右腕・藤浪晋太郎投手らと互角の投げ合いを繰り広げ、終盤まで1点をリードする展開となった。しかし九回に逆転を許し、4強入りは果たせなかった。森士監督は「あと1本出るかが全国で勝ち上がるためのテーマだと痛感させられた。ただ選手は最後まであきらめず必死に食らいついた。夏につながる試合だった」と振り返る。

 「悔しい」「自分のせいで負けた」

 大阪桐蔭戦翌日の3月31日の早朝ミーティングで、涙を見せる選手もいた。森監督は熱く語りかけた。「涙流して歯食いしばって受け止めるから、次があるんだ。悔しさを晴らすには夏の甲子園に出るしかない。そのための準備をしよう」

 明石飛真(ひゅうま)主将(3年)は「この悔しさを忘れず練習に取り組み、夏には必ず甲子園に戻ってきて埼玉に優勝旗を持って帰りたい」と力強く宣言した。

(毎日新聞埼玉版)



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