【写真】ベネズエラ戦の４回、ゴロを処理し、一塁へジャンピングスローする遊撃手竹村＝斗六（サンスポ）
野球の１８歳以下（１８Ｕ）ワールドカップ第２日が２日、台湾で開催され、日本代表はベネズエラ代表に７対０で勝利した。日本は同日のダブルヘッダー初戦、メキシコ戦にも勝利しており、開幕３連勝を飾った。
日本は先発の安楽が２安打１６奪三振と好投。際どいタイミングの内野安打とレフト前安打を許したものの、後続を断ち切り二塁を踏ませず。１８７センチ、８５キロの体格から放たれる１５０キロのストレート、コントロール抜群のスライダーで相手打線を寄せ付けなかった。
打線は２回までに森友の犠打、９番・森龍のタイムリーで２点をリード。５回には森友、園部の長打で３点を追加した。さらに７回、森友がこの日２本目のタイムリーを放ち、８回には相手ボークで１点を加えて、先発・安楽を援護した。
（スポーツナビ）
◇第１ラウンド
ベネズエラ
０００００００００＝０
１１００３０１１ｘ＝７
日本
【日】安楽－森友
【ベ】キンテロ、ゼルパ、サンチェス－QUERO
【日本先発メンバー】
１（右）吉田（北照）
２（遊）竹村（浦和学院）
３（捕）森友（大阪桐蔭）
４（指）内田（常総学院）
５（一）園部（聖光学院）
６（二）奥村（日大山形）
７（三）渡辺（東海大甲府）
８（中）上林（仙台育英）
９（左）森龍（日大三）
先発投手 安楽（済美）
◇浦学選手の成績
竹村選手が２番ショートで先発出場し、３打数２安打だった。
第１打席はレフトフライ。第２打席は無死一塁から送りバント、これを相手投手が処理を焦りエラーで出塁。第３打席はセンター前へ落ちる二塁打。センターが打球処理をゆっくりしているのを見逃さずに二塁へ。第４打席はレフト前ヒット。８回表の守備で遊ゴロをはじき、エラーを記録したが、難しいゴロをさばくなど好守も再三見られた。８回裏の攻撃から交代となった。
◇試合経過
【１回表ベネズエラ】
日本先発は安楽。１番、１４６キロ直球で追い込み最後は１２７キロスライダーで空振り三振。２番、１４９キロ直球で空振り三振。３番、スライダーで見逃し三振。
【１回裏日本】
ベネズエラ先発は左腕ロペス。１番吉田、ストレートの四球。２番竹村、送りバントファウルの後、左飛。３番森友、一塁けん制悪送球で吉田が一気に三進。ライトへの犠飛で１点先制。４番内田、遊ゴロ失策で出塁。５番園部、空振り三振。
【２回表ベネズエラ】
４番、スライダー打って遊ゴロ。５番、スライダー打って当たり損ねの一塁内野安打。６番、１４３キロ直球で空振り三振。４個目。７番、１４７キロ直球で空振り三振。５個目。
【２回裏日本】
６番奥村、中飛。７番渡辺、右前安打。８番上林、遊飛。２死一塁。９番森龍、初球暴投で渡辺が二進。右前適時打で２－０。ベネズエラは２人目の左腕ゼルパが登板。降板したロペスはベンチで悔し泣き。１番吉田、森龍が二盗成功。しかし三盗失敗で攻撃終了。
【３回表ベネズエラ】
８番、１４８キロ直球見逃し三振。６個目。９番、初球１２４キロスライダーを左前安打。１番、三塁前送りバント。２死二塁。２番、１４２キロ直球で二ゴロ。無得点。
【３回裏日本】
１番吉田、四球。２番竹村、送りバント。投手が処理をあせり失策。無死一、二塁。３番森友、送りバントを試みたが捕手の手前に転がり三封。１死一、二塁。４番内田、三直。５番園部、遊ゴロで無得点。
【４回表ベネズエラ】
３番、遊ゴロ。４番、遊ゴロ。５番、１５０キロ直球空振り三振。７個目。
【４回裏日本】
６番奥村、三振。７番渡辺、左飛。８番上林、一ゴロ。上林は足に打球が当たったとアピールしたがジャッジ変わらず。
【５回表ベネズエラ】
６番、１４７キロ直球で二ゴロ。７番、１３１キロスライダーで空振り三振。８個目。８番、１２９キロのスライダーで空振り三振。９個目。
【５回裏日本】
９番森龍、三ゴロ。１番吉田、見逃し三振。２番竹村、中前二塁打。センターがゆっくり処理している間に二塁へ。３番森友、竹村は暴投で三塁へ。左越え適時二塁打で３－０。４番内田、三塁強襲安打で２死一、三塁。５番園部、右中間への適時二塁打。２者生還し５－０。６番奥村、二ゴロで攻撃終了。
【６回表ベネズエラ】
９番、１４２キロ直球で空振り三振。１０個目。１番、スライダーで三ゴロ。２番、スライダーで投ゴロ。
【６回裏日本】
７番渡辺、遊ゴロ。８番代打岩重、遊ゴロ。９番森龍、四球。１番吉田、右飛で無得点。
【７回表ベネズエラ】
３番、１４５キロ直球で空振り三振。１１個目。４番、１２３キロスライダーで見逃し三振。１２個目。５番、１４９キロ直球で見逃し三振。１３個目。安楽の投球数は７５。
【７回裏日本】
２番竹村、左前安打。３番森友、左中間適時二塁打で６－０。４番内田、遊ゴロ。５番園部、四球。１死一、二塁。６番奥村、中飛。２死一、三塁。７番渡辺、左飛で１点止まり。
【８回表ベネズエラ】
６番、スライダーで遊ゴロ。７番、遊ゴロ失策。８番、スライダーで空振り三振。毎回の１４個目。９番、スライダーで遊ゴロに仕留め無失点。
【８回裏日本】
ベネズエラは右腕サンチェスが登板。８番岩重、遊ゴロ。９番逸崎、遊ゴロ。１番熊谷、四球。２番代打若月、詰まりながらも二塁後方に落ちるポテン安打。２死一、三塁。３番森友、３球目を投げた時にボーク。熊谷が生還し７－０。右飛。
【９回表ベネズエラ】
１番、スライダーで投ゴロ。２番、１４４キロ直球で見逃し三振。毎回の１５個目。３番、１４９キロ直球で空振り三振。１６個目。試合終了。
（日刊スポーツ）
◇９月２日の全試合結果
メキシコ０－１１日本（７回コールド）
カナダ５－７ベネズエラ
チェコ０－１６台湾（５回コールド）
韓国４－０コロンビア
キューバ１５－０イタリア（６回コールド）
豪州１－０米国
日本７－０ベネズエラ
メキシコ１２－２チェコ（７回コールド）
カナダ２－４台湾
