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西武・渡邉勇太朗投手、プロ初先発初勝利 5回1失点好投

 二十歳の右腕が初の大役で後半戦2連敗中のチームを救った。西武の3年目右腕・渡辺勇太朗投手(20)が大量得点に守られ、5回4安打1失点と好投し、プロ初先発で初勝利を飾った。

 「素直にすごくうれしいです。本当に順調に自分の中では成長できて、3年目、早くも遅くもなく予定通りくらいな感じですかね」

 8度の中継ぎ登板を経て、つかんだチャンス。一回を三者凡退で発進すると、味方打線もリズムに乗り、二回までに6得点。渡辺は140キロ台後半の直球と、スタメンに6人いた左打者の内角へカットボールを強気に投げ込む投球で楽天打線に立ち向かった。

 パ・リーグを代表する捕手、森のサインに何度も首を振るマウンド度胸。五回を投げ終え、ベンチに戻るとその時点で5点リード、投じたのも76球だったが辻監督から「どうする?」と問われ、「正直に『疲れました』と言わせてもらいました」と交代を〝直訴〟し、勝利を中継ぎ陣に託した。

 夏の甲子園に出場する母校、浦和学院高を白星で後押し。「もっと頑張って勝利を積み重ねていけたら」。所沢でニューヒーローが誕生した。

(サンスポ)




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