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浦和学院高で税理士招き「租税教室」

【写真】消費税などの税金がいかに国や地方を動かしていくか説明した丸山税理士=さいたま市緑区の浦和学院高校

 浦和学院高校(石原正規校長)は、税理士を講師に招き、「租税教室」を開催した。教室は、高校を卒業して大人の第一歩を歩む高校生に、税金について学んでもらおうと、毎年開催している。

 講師を務めたさいたま市中央区の丸山一之税理士は「なぜ国民は税金を納めなくてはならないのか 日本の税制と国家予算について」のテーマで講演。「日本の租税理念は、公平、公正、簡素を基本として、特に公平性に重点を置いて租税や税率を定めている」と、高校生に示した。同氏はまた、所得税の累進課税などを説明し、税がいかに公共の福祉に貢献しているかといった納税者として知っておきたいポイントを平易な言葉で語った。

 租税教室に参加した同校3年の吉田瑞樹さんは「日本の財政に関心が増しました。租税についての知識を納税者である私たちが理解し、よりより社会にしていくことが必要なのだと思いました」と感想を寄せた。

 同3年の田村真理子さんは、丸山税理士が「税金は正しく納める事、正しく使われているのか関心を持つ事、何に使われているか関心を持つ事、の三つが重要である」と指摘した点に触れ、「社会人に一歩ずつ近づく中で、税金を含め、大人としての責任をきちんと果たせる人間になりたいと感じました」と責任ある大人の基礎知識として、納税について強い関心を寄せていた。

(埼玉新聞)

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