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<浦学新時代>’22センバツ 選手紹介(4)森・西田・野口・江口

勝負強い打者を目指す 森塁内野手(2年)

 2021年秋の県大会では代打や途中出場が多かったが、決勝でスタメン入り。9番打者ながら四回は犠飛で走者を進め、五回で適時打を放つなどチームに貢献した。

 「当てにいってしまうバッティングだった。常にフルスイングを意識したい」。冬季はスイングスピードを上げる練習に力を入れ、体重も5キロ増やして力強さも増した。守備の課題は送球の安定感で、20キロのバーベルを握って手首を鍛えた。

 名前は野球好きの父が付け、現在もLINEで助言が送られてくる。「あと1本欲しいという場面で打てるようになりたい」。勝負強い打者を目指す。

(1)172センチ(2)78キロ(3)右投げ左打ち(4)東浦和(さいたま市)

打たせて取る左技巧派 西田稀士郎(きしろう)投手(2年)

 チームで唯一の左サイドスロー。直球とスライダーなどを織り交ぜ、打たせて取る技巧派だ。21年秋の大会の登板機会は地区予選の1試合のみで、悔しさが残った。「考えて投げていないから、はまるとすごく打たれてしまう」と反省し、秋から冬にかけ、「相手打者が嫌がるような」間の取り方やバント処理を強化。コントロールでは、特に左打者のインコースを狙えるよう特訓中だ。

 練習内容や反省点を書き込む野球日誌も活用し、「頭の整理ができ、ミスが少なくなった」と感じている。「先発や抑えでも活躍できる投手になりたい」と成長を誓う。

(1)183センチ(2)80キロ(3)左投げ左打ち(4)柳南(福岡県)

声出し投げる最速138キロ 野口拓夢(ひろむ)投手(2年)

 森大監督が「誰よりも良い」と評価したという、最速138キロの直球が持ち味。元阪神タイガースの投手、藤川球児さんの球の握りを参考に、声を出して投げるスタイルが特徴。発声時に腹筋を使うことで体幹がぶれず、リリースのポイントで力を入れることができるという。

 21年秋の関東大会では登板機会に恵まれず、不完全燃焼だった。冬の間は二枚看板の宮城、金田の「後ろにつけるように」と奮起。3人目の打者まで集中力を切らさないよう意識し、紅白戦に臨んだ。チームの中では比較的小柄だと言うが、甲子園では「投げる時の覇気を見てほしい」。

(1)171センチ(2)67キロ(3)右投げ左打ち(4)葛飾(春日部市)

気迫あるプレー持ち味 江口英寿(ひでとし)外野手(1年)

 「攻める守備、攻める走塁」がモットー。21年秋の県大会や関東大会は主に守備固めや代走で起用された。ライナーなど難しい打球を飛び込んで捕ったり、スライディングで本塁生還したりと気迫あるプレーが持ち味だ。打撃は「バントが自分の仕事」と語る。

 21年12月の紅白戦ではエラーが続き「とても落ち込んだ」。年末に九州の実家へ帰省し、中学時代の野球仲間と再会して「中学時代に得意だった守備をもう一度頑張ろう」とリフレッシュ。戻ってから野球帽の内側に「初心」と書き込んだ。「チャレンジ精神を忘れずに、攻めていきたい」と闘志を燃やす。

(1)163センチ(2)63キロ(3)右投げ右打ち(4)飯塚鎮西(福岡県)

(1)身長(2)体重(3)投打(4)出身中学校名(カッコ内は市町村/県外は都道府県)=おわり

(毎日新聞埼玉版)

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