試合速報はこちら

川口市役所職員「全国官公庁野球大会」初制覇 服部将光(34期生)が最優秀選手賞

【写真】全国官公庁野球連盟中央大会での優勝を奥ノ木信夫市長(後段中央)に報告した川口市職員=川口市

 埼玉県川口市役所の職員が今月、役所職員野球チームの頂点を争う「全国官公庁野球連盟第76回中央大会」(17~21日、東京・大田スタジアムなど)で初優勝。出場メンバーと大内昌弘同市野球連盟会長が25日、市長公室で奥ノ木信夫市長に優勝報告をした。

 市によると、大会は全国59チームが参加。川口市役所は、第85回選抜高校野球大会(平成25年)で左翼手で出場し優勝した浦和学院(埼玉)出身の服部将光さん(生活福祉2課)が、投手として30イニングを投げ防御率1・20。大会の最優秀選手賞を受賞した。

 決勝は太田市市役所(群馬)に7-4で勝利した。25日の報告会で奥ノ木市長は「普段の仕事をこなしながら優勝したので本当にすごい」と職員をたたえ、井上奨監督(医療センター事務局管理課)は「選手たちが頑張った」と出場職員に感謝した。

 服部さんは「野手の方が攻撃でたくさん打ったので投げやすかった」と振り返り、準決勝で本塁打を放った主将の榎本竜成さん(企画経営課)は「平日夜に集まり練習したことが最高の形で現れた」と語った。

(産経新聞)

「公務員の甲子園」川口市役所初V 平日に1、2回 終業後2時間練習

 「公務員の甲子園」で悲願の初優勝――。全国の市役所や県庁の軟式野球部が頂点を競う、全国官公庁野球連盟第76回中央大会で、川口市役所が初めて優勝した。選手たちは「職場や家庭の協力があってこそ」と喜んでいる。

 この大会は全国から59チームが参加、トーナメント方式で8月17~21日、東京都の大田スタジアムなどで開かれた。2回戦で前年度優勝の高崎市役所(群馬県)を3-4で下した川口市は波に乗り、3回戦は20-3で小樽市役所(北海道)、準々決勝では南アルプス市役所(山梨県)を10-0で下すなど打線も爆発。決勝では太田市役所(群馬県)を7-4で破り、初めて頂点に立った。

 25日には選手たちが奥ノ木信夫市長に優勝報告。「仕事をしながらの全国優勝は並大抵ではできない。川口の名誉だ」と選手たちをたたえた。

 試合は4日間連続で決勝含めて6試合、ダブルヘッダーの日もあったハードスケジュール。「午前の試合終了後、市役所に戻って勤務していた選手もいました」と主将の榎本竜成さん(28)=企画経営課。

 市役所軟式野球部の創部は、市制施行の1933年から間もなくといわれている。現在、チームは23人で、全員野球経験者。今大会で最優秀賞に選ばれた投手の服部将光さん(30)=生活福祉2課=は2013年の選抜大会を制した浦和学院の優勝メンバーで左翼手として活躍した。

 練習は平日に1、2回、終業後に2時間程度。土、日は遠征試合などが多い。監督の井上奨(つとむ)さん(41)=医療センター管理課=は「家庭と職場の理解と協力があってこそ」という。また、野球部には新型バットが1本しかないことを知った元部員たちが中央大会出場にあたって寄付してくれて、新しいバットを2本購入できたことも打線爆発に奏功したようだ。

 野球部長をつとめる石井雅文・市長室理事は「選手たちはもともとすばらしい素質があった。切磋琢磨(せっさたくま)の結果が出ました」と話した。

(朝日新聞)

guest

0 件のコメント
Inline Feedbacks
すべてのコメントを表示
error: Content is protected !!
0
コメントしてみるx