春風吹いて:浦学センバツへ/4 “狭き門”マネージャー

◇イメージにも気配り

 先月31日、浦和学院のセンバツ出場が決まり、グラウンドで選手は喜びを爆発させた。帽子を投げ、胴上げされた今成亮太主将(2年)が1回、2回と青空に舞う。その輪を後ろから控えめに、笑顔で見つめる3人の姿があった。

 マネジャーの赫(てらし)杏子さん(2年)、浅香智美さん(2年)、斎藤伶香さん(1年)である。

 「チームがナンバーワンをめざすのならマネジャーもナンバーワンでなければならない」。部全体を統括する高間薫部長はマネジャーについてそう評する。

 電話番、ヘルメットやボールなど約30種の備品の管理、客へのお茶出し……。練習中は数時間立ちっぱなしで動き回る。休日の練習試合には必ず参加し、スコアをつける。それを基に選手ごとに詳細なデータをはじき出すのだ。そんな多忙な女子マネジャーにも毎年約20人の応募あり、実際になれるのは各学年2人だけという“狭き門”だ。

 3人の共通点は、兄が浦学野球部OBである。

 「メンバーになれなくても人間的に強くなれる。絶対やってて意味がある」

 赫さんは、三つ上の浦学OBの兄の言葉で入部を決めたという。赫さん自身も小学校では少年野球団に所属した。兄の自主練習にも付き合った。甲子園への思いが募った。「女子(野球)の甲子園はない。でも、ただの応援ではなく甲子園に行きたい」

 浅香さんも忘れらない光景がある。四つ違いの兄が引退した01年の夏の県大会準々決勝の春日部共栄戦である。2点リードを九回に逆転され敗れた。兄はベンチ入りできずスタンドから見つめた。自宅に戻った兄は真っ赤な目をして母に感謝し、頭を下げた。

 「浦学で私も甲子園に行きたい」と浅香さんは思うようになった。

 斎藤さんは練習を見て、かけ声の大きさ、迫力に圧倒された。何より、選手の真剣さが印象的でマネジャーになった。普段は黙々と作業をし、試合では部員と一緒に声をからす。

 浅香さんはマネジャーについて「普通の高校生では味わえないことを経験させてもらってる」と笑顔で話す。「社会に出て役に立つし、浦学でやってこれたと自信がつく」というのは赫さんの感想だ。マネジャーには「社会人に要求されるようなことをやる」(高間部長)という厳しさがあるが、3人は「浦学野球部に悪い印象を与えないよう、服装や言葉遣いには私生活も含めて気をつけています」とみずからを律し、イメージにも気を配る。

 練習時間の問い合わせ、メディアの取材申し込み……。浦学のグラウンドにはひっきりなしに電話がかかる。選手と同じ濃紺のジャンパーを身につけ、落ち着いたマネジャーの声が選手たちの耳にも届く。

 --はい、浦和学院高校野球部グラウンドです

 --少々お待ち下さい

 「浦学の野球が一番好き」という彼女たちにも春風がやがて吹く。

(毎日新聞埼玉版)

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ぶっちゃけ、浦学や徳栄が甲子園決まった時は不祥事おこさねぇかなぁって思ってたけど、まさか共栄の時に起きるとは。。
他の学校もはたけばホコリがいっぱい出てくるだろうに。

文化放送の勇太朗のインタビュー聴きました📻
浦学の練習は厳しいと言っていたことが一番印象でした
練習が辛くて辞めようとした野球を仲間や監督の支えがあって続けて甲子園で輝いてこうしてプロ野球選手になれた✨
諦めなくてよかったね‼️
そして本当に素晴らしい仲間や監督に出会えたと思いました✨

慶応大のスポーツ推薦合格者(2019)

山本晃大 浦和学院 177cm70kg  右右 1年浪人して合格、抜群の身体能力

2017年浦和学院で5番センターだった山本選手が1浪で慶応に推薦合格。浦学から慶応は今までいなかったかな

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