打線爆発、存在感示す 26年ぶり16強 夏の大会を振り返って

 埼玉代表、浦和学院は今大会、26年ぶりの夏の16強入りを果たした。勝った2試合では打線が爆発し、甲子園で十分存在感を示した。惜しくも8強入りは逃したが、先発メンバーで出場した2年生を中心に、夢の全国制覇に向けて新たな一歩を踏み出した。

◇早くも秋季関東大会へ全力

 大舞台でチームを引っ張ったのはエース佐藤拓也投手(3年)だった。2試合で与四死球7、失点4。本調子ではなかったが切れのあるスライダーやツーシーム、90キロ台のカーブの緩急を織りまぜ、相手打線を抑え込んだ。3回戦では6回から登板し、天理(奈良)打線に追加点を許さなかった。抜群の野球センスは打席でも際立った。鋭い振りで3試合で5安打1本塁打と活躍した。

 森士(おさむ)監督は「堂々として、最後まで思い切りよく甲子園のマウンドで投げきった」とたたえた。

 けがを克服した笹川晃平選手(3年)は1、2回戦連続の本塁打を記録。林崎龍也捕手(同)は投手陣を好リード、西岡伸朗選手(同)は先発した聖光学院戦で3安打、天理戦でも途中出場で二塁打を放った。

 俊足好打の1番・竹村春樹選手や4番の重責を全うした山根佑太選手、元気いっぱいの6番・高田涼太選手ら2年生も気を吐いた。

 3年連続で夏は初戦敗退していた県勢。浦和学院の活躍は埼玉の高校野球にとって明るい材料だ。高間薫・県高野連理事長は「ひとつの壁を破り、これからの足がかりになった。打撃が弱いと言われる埼玉だが、力があることを示すことができた」と評価した。

 関西に来てから選手たちは毎日、早朝の散歩で宿舎や近くの駅周辺でごみを拾った。携帯電話は使わず、18日間、仲間と一戦必勝だけに集中して過ごした。

 21日には1、2年生の新チームが発足。まずは秋季関東大会の3連覇に向けて、すでに「パワー全開!」になっている。

(朝日新聞埼玉版)



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