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<浦和学院だより>対外試合へ「内容も大事」 きょうから沖縄合宿

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【写真】森監督のバント指導に耳を傾ける浦和学院ナイン=3日午前、浦和学院グラウンド(埼玉新聞)

 4日から沖縄での2次合宿(11日まで)に臨むチームは出発前日の3日、約6時間の全体練習を実施。ほとんどの時間を基礎練習に割いた。

 キャッチボール後のトスバッティングでは、平らミットを使い、真下にボールを落とすことや足を動かすことを意識付けした。さらにこの日、最も力を注いだのがバント。森監督がナインを集め、芯を外して打球を殺したり、膝の角度や肘の使い方など細かな部分まで実演した。30分を超える熱血指導に、選手たちも技術を吸収しようと、真剣な表情で聞き入っていた。

 沖縄合宿では、8日の宮古戦を皮切りに8試合が予定されている。森監督は、練習試合が解禁されるまでの4日間を第1段階と位置付け、さまざまな面を整備してから、最終的な段階に移行していきたい構えだ。

 約3カ月半ぶりとなる対外試合に、森監督は「一球に対して、どれだけのパフォーマンスを発揮できるか。公式戦1試合目(甲子園の1回戦)に向けて準備したい」と選抜大会開幕までの青写真を描き、「勝ちを意識した中で、内容が大事になる」とした。

 主将の山根は「久しぶりの試合だけど、冬やってきたものを1発目から出せないと駄目。それぞれが役目を果たして勝ちたい」と気合十分。エース小島も「イメージしたことをしっかり実戦できるか。一球一球を大事にして投げる」と意気込みを語った。

◇課題の克服に「集中力必要」 斎藤

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【写真】平らなミットを使い、トスバッティングをする(右から)高田、斎藤、山根(埼玉新聞)

 強打を売りとする左打者の斎藤だが、この日は犠打の重要性を身を持って感じたようだ。カウント2-3から行われたバント練習では、きっちりと送れない場面が目立ち、「課題を克服したい」と前を見据える。

 昨秋の関東大会準決勝では3犠打を記録した実績はあるが、肝心なのは1発で仕留めることだ。「一球に対する集中力が必要。森先生に教わったことをしっかり頭の中で整理して、確実に送れるように練習したい」。対外試合、そして本番に向け、まい進するのみだ。

◇成長見せたい 定位置確保に闘志 服部

 左翼手の服部が、レギュラー確保に闘志を燃やしている。

 昨秋の公式戦は全13試合に出場。地区、県大会では4割を超える打率をマークしたが、関東大会では12打数1安打と、不本意な結果に終わった。「試合が重なる度に切り替えができなかった」と悔しそうに振り返る。

 沖縄合宿では、攻守でいかに堅実なプレーを見せられるかが鍵となる。「自分の結果よりも、チームが勝つために何ができるか」。“フォア・ザ・チーム”の精神で、アピールする意気込みだ。

◇浦和学院の今後の日程

 4日 沖縄合宿へ出発(~11日)
 8日 宮古(沖縄)と練習試合
 9日 浦添商(沖縄)、千原台(熊本)と練習試合
10日 中部商、那覇(沖縄)と練習試合
11日 糸満(沖縄)と練習試合
13日 帝京(東京)と練習試合
15日 関西に出発、組み合わせ抽選会
16日 東洋大姫路(兵庫)と練習試合
18日 鳥羽(京都)と練習試合
19日 比叡山(滋賀)と練習試合
21日 選抜大会開会式リハーサル
22日 同開会式、開幕

(埼玉新聞)

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