オリックス榊原、待望のプロ初勝利 6回1失点粘投

 オリックスの榊原が待望のプロ初勝利を挙げた。走者を背負っても粘り強く投げ、6回6安打1失点。前回は勝ち投手の権利を持って降板しながら、白星は手にできなかっただけに喜びもひとしお。「本当に幸せ。野手に助けられて、勝ててうれしい」と言葉に実感がこもった。

 昨年支配下登録された20歳の右腕で、球団では育成出身投手の勝利は初めて。同じ育成出身で活躍しているソフトバンクの千賀を励みにしており、「2桁勝利もしたい」と威勢よく話した。

オリックス榊原、球団育成初の1勝 ウイニングボールは「入院してる父に」

 ピンチを抑えるたびに、オリックス・榊原はマウンドで雄たけびを上げた。初回は2死満塁で渡辺を空振り三振。5回も2死満塁で中田を右飛に打ち取り、グラブを叩いて叫んだ。6回には打球が体に当たったが、マウンドは譲らない。魂の107球で6回1失点。昨年から数えて6度目の先発マウンドで、ようやくプロ初勝利を挙げ「3年目なので、ちょっと掛かりました」と照れ笑いした。

 小4で父の和夫さんが脳梗塞で倒れてから、叔父夫婦に育てられた。野球を始める前のことだ。それでもプロを夢見て、弱音は吐かなかった。入団2年目を迎えた昨年は開幕直前に支配下選手登録。一歩ずつコツコツと進んだ野球人生で、大きな転機はデビュー戦となった4月1日のソフトバンク戦。1死も奪えず5失点した。

 「野球をしてきて一番悔しかった。あの試合は忘れません」

 父は今も話すことができない。だが、自分が会いに行けば笑顔になってくれる。今年も1月1日にお見舞いに行き、余計に早く勝ちたいと思った。「とにかく元気な姿を見せたかった」。プロ初勝利の涙はグッとこらえ「ボールは入院している父に」としみじみ語った。

 育成ドラフト出身で勝利を挙げたのは球団史上初。「(ソフトバンクの)千賀さんが育成選手だと知って、自分もそうなりたいと練習してきた」。山本と同じ弱冠20歳の右腕。金子、西が抜けた今季のオリックスを象徴する白星になりそうだ。「初勝利もそう。2桁勝利もしたいし、優勝に貢献できる選手になりたい」。夢がかなうまで弱音は吐かない。父と約束したのだから――。

(スポニチ)

オリックス榊原、記念球は脳梗塞で10年病床の父へ

初勝利を挙げた榊原(右)は勝利球を手に、西村監督の祝福を受ける

 この白星は、父への贈り物だ。オリックス榊原翼投手(20)が、念願のプロ初勝利を挙げた。日本ハムを相手に、6回を1失点にまとめた。守護神増井が最後の打者を三振に打ち取ると、笑みがこぼれた。「本当にうれしかったです」。育成ドラフト出身者では、球団初の勝利投手となり、胸を張った。

 ウイニングボールは、病床の父に贈る。榊原が小学4年生のとき、父和夫さんが脳梗塞で倒れた。以来約10年、父は入院したままだ。当時は、野球を始める前。父が倒れてから、プロ野球選手になることを意識したという。榊原が会えるのは年に1回。今年は元日に顔を見せた。「話はできないんですが、顔を見たら笑顔を見せてくれるんです」。テレビも見られないため、榊原の活躍は親戚を通じて伝えてもらっている。

 16年に育成ドラフト2位で入団。1年目はプロのレベルの高さに面食らった。1年目の秋季キャンプでは、課題の四死球の多さを克服するため、小松2軍投手コーチとフォームを一から見直したこともある。苦闘しながら、昨年開幕直前に支配下選手登録。昨季は5試合に登板し、今季は開幕ローテを勝ち取った。

 日本ハムに勝ち越し、チームは4位に浮上。西村監督も「よくやってくれた」とその投球をたたえた。榊原は「育成でもできることを見せたいし、2桁勝利もしたい。優勝したいし自分もそこに食い込みたい」。もっと活躍して、野球ファンだけでなく、父も元気づける。

(日刊スポーツ)



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我孫子6-0松戸国際
流山お2-1安房
柏中央2-0東金商業
成田0-6学浦
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