【写真】バント練習を入念に行う浦和学院の選手たち=24日午前、兵庫県の尼崎記念公園球場(埼玉新聞)
チームは24日、午前と午後を通して約6時間の練習を行った。午前は兵庫県の尼崎記念公園球場で、攻守に分かれて細かいバントのフォーメーションを確認した。
午後は市尼崎高校グラウンドでフリー打撃を中心に行った。初戦の鹿児島実の左投手を想定して打ち込んだ。森監督は「こっちに来て式や移動で時間が少な過ぎた。うちは練習でリズムをつくっていくチーム。そういう意味できょうはいい練習ができた」とさまざまなメニューをこなし満足そうだった。
◇積極的な走塁で先発確保目指す
背番号9が先発の座を確保しようと必死だ。新3年生の柴崎は「いつでもチャンスが回ってきたら、最大限の力をを出せるように準備している」と意気込む。
19日に行った大会前最後の練習試合では後輩の笹川が右翼手で先発。自身は代打だった。昨秋はチームトップタイの3盗塁。明治神宮大会では2番打者を任された。「塁に出たら積極的に次を狙う。後輩には負けられない」とアピールを誓った。
◇小技光る9番打者 人一倍バント練習
バント練習で人一倍の気合を入れた。9番打者の荒井は「甲子園で絶対バントの場面がある。一球で決められるように自分にプレッシャーをかけてやりたい」と話す。昨秋は3犠打を記録。関東大会準決勝の横浜戦で決勝スクイズを決めた。
50メートル5秒9とチーム一の俊足。「持ち味を生かせるようダッシュ一つ気を抜かず、盗塁を決めるために意識してやりたい」。強力打線の中で小技の効く貴重な存在だ。
(埼玉新聞)