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広島・大竹寛(22期生)、最速150キロ 来季に手応え

<阪神2-0広島>◇16日◇甲子園

 阪神能見、藤川の前にわずか2安打に終わった。右手小指骨折から復帰3戦目の広島大竹寛投手(28)が7回まで無失点も、8回に2点を奪われ完封負け。4位阪神を上回る可能性がなくなり、3年連続の5位が確定した。野村監督は「こういう順位になってファンに申し訳ない。でも、期待できる選手はいるし、もっと鍛えて、勉強させたい」と前を向いた。最速150キロをマークした大竹はその来季への光明で「今まで2試合のいいところを今日出せました」と、本人も手応えをつかんでいた。

(日刊スポーツ)

◇大竹 完全復活の兆し!7回0/3を投げて2失点

 広島の大竹が右手小指の故障から復帰後、最長となる7回0/3を投げて2点に抑える力投を見せた。右腕は「走者をためてもいい投球ができた。一球一球考えながら投げた」と満足そうに話した。

 この日の最速は150キロと、10勝を挙げた2009年の時のような球威に戻りつつある。野村監督は「完全復活してきているね。きたな、という感じ」と話した。

(スポニチ)

◇右肩痛から復帰の大竹 最速150キロ「ビックリす」

 広島は右肩痛から復帰3戦目の大竹が8回途中7安打2失点。援護がなく今季初黒星を喫したが、直球は最速150キロを計測するなど完全復活を印象づけた。

 本人も「150キロ?自分でもビックリす。ただ、勝ちたかった」と手応えをつかんだ様子。とはいえチームは今季21度目の零敗で5位が確定。野村監督は「ファンに申し訳ない。ただ期待できる選手もいる。もっと鍛え、勉強しないといけない」と必死に前を向いた。

 ▼広島・大野投手チーフコーチ(大竹に)腕も振れていたし、ボールに勢いがあった。このくらい投げてくれればね。

(スポニチ)

◇大竹、2年ぶり黒星も…完全復活!

 広島・大竹寛投手(28)が最速150キロを計測し、剛腕はよみがえった。七回までゼロを並べ、能見との見応えある投手戦を演じた。7回0/3を2失点で2年ぶりの黒星を喫したが、野村監督は「完全復活来たな~」と、大絶賛。今季ラスト登板となる次戦こそ勝利で締め、来季へつなげる。

 大歓声の敵地甲子園、ヒリヒリする緊張のマウンドが大竹の本能をついに呼び覚ました。二回2死二塁から能見に対し、復帰後最速の149キロで空振り三振に仕留めた。

 三回、右腕はさらにうなりを上げる。2死走者なし、迎えるは好打者・鳥谷。追い込んでから148キロを連発。フルカウントから投じた球は大台150キロ。四球にはなったが、剛腕がよみがえった瞬間だった。

 ピンチは背負ったが、直球の切れ、変化球の精度は今季最高の出来だった。七回までゼロを並べ、能見と息詰まる投手戦を演じた。「七回まで結果的にゼロで抑えた。走者をためてもいい投球ができた。どの球種でも1球1球、考えて投げられた」と、試合後は手応え十分に振り返った。

 続投を志願して臨んだ八回は球威が落ち、甘くなった。先頭の柴田に三塁打の後、鳥谷に四球を与え降板。後続の青木が打たれ、2年ぶりの黒星がつく結果になったが、納得の109球、7回0/3を7安打2失点だった。

 5月28日の日本ハム戦(札幌)で打球を受け、右手小指を骨折。10月1日、巨人戦(東京ドーム)で1軍復帰してから、この夜が3度目の登板だった。「今まで2試合良かったところをきょうも出せた」。投げるたびに力を取り戻しつつある。

 野村監督は「スピードもあり、非常に良かった。完全復活と言えるんじゃないか。復活来たな~という感じ」と、大賛辞を贈った。

 趣味の読書ではサッカー日本代表MF長谷部誠の著書「心を整える。」を読んだ。「心は大事な部分ですよ」と大竹。昨春キャンプで右肩を痛め昨季はわずか1勝。今季は復帰2戦で骨折。度重なる不運を乗り越えた心は、今後の野球人生にもつながる。

 「悔いが残る。もうひと粘りできれば良かった。勝ちたかった。次がまたあれば」と、バスに乗り込む前に次戦を見据えた。22~24日の阪神3連戦(マツダ)でのラスト登板が濃厚。初登板の2003年から8年連続で白星を挙げており、来季へ弾みをつけるためにも勝って今季を締めたい。

(デイリースポーツ)

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