第94回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)に出場する群馬代表の高崎商は6日、前日の抽選会で浦和学院(埼玉)との対戦が決まってから初めての練習に臨んだ。
午前は大阪城公園で筋力トレーニングなど、午後は兵庫県西宮市の津門中央公園野球場で、打撃練習などをした。浦和学院の投手陣を想定し、緩い変化球を打つ時間を多めにとった。二塁手の川浦拓哉選手(3年)は変化に逆らわず、広角に打ち返していた。
朝のミーティングで富岡潤一監督が「浦学、どうだ」と尋ねた。多くの選手が「強い」と答える中、川浦選手は「同じ高校生なので大丈夫です」ときっぱり。中学時代は全国8強の硬式野球チームでレギュラー。1年の夏から試合に出てきただけに、大一番を前にしても冷静だった。
大会は7日、西宮市の阪神甲子園球場で開会式のリハーサルがあり、8日に開幕する。
(朝日新聞群馬版)