来春の第85回選抜高校野球大会の出場権を懸けた第65回秋季関東高校大会(27~31日・群馬県上毛新聞敷島ほか)の組み合わせ抽選会が12日、東京都内で実施され、出場15校の対戦相手が決定した。
埼玉県大会で4年ぶり3度目の優勝を飾った花咲徳栄は、28日の1回戦で横浜隼人(神奈川2位)と対戦。同準優勝の浦和学院は、27日の1回戦で銚子商(千葉2位)と顔を合わせる。
2年連続8度目の出場となる花咲徳栄は3年ぶり3度目の選抜大会出場を目指す。4年連続14度目出場の浦和学院は関東3連覇とともに3年連続の選抜出場を狙う。
横浜隼人は激戦区神奈川から初出場を果たし、上位から下位まで抜け目のない打線が特長。15年ぶりの出場となる銚子商は守備型のチーム。投手中心に堅守からリズムをつくり攻撃につなげる。
◇「可能性見いだす」 浦和学院
浦和学院は銚子商との顔合わせ。第2代表同士で組み合わせにはやや恵まれたが、森監督は「何とか本番で最高のパフォーマンスを発揮できるように準備したい」とあくまで足元を見つめる。
勝ち進む鍵は立ち上がりにある。準々決勝、決勝と一回に大量失点してリズムを失った。主将の高田も「初回を大事にしたい」と力を込めるように、ここを乗り切れば4-1で競り勝った準決勝のように、勝負強さが発揮できるはずだ。
期待は史上初の関東3連覇と県内初となる3年連続の選抜出場。森監督は「大それたことは言えないが、やるからには可能性を見いだし、気を通して頑張りたい」。常勝軍団の宿命を背負いながら一戦必勝で快挙達成に挑む。
(埼玉新聞)
◇一戦必勝で戦う 浦和学院・高田涼太主将
自分たちの野球をしたい。3連覇と言われているが、目の前の試合を一戦必勝で戦っていく。先制して自分たちの流れに持っていけるように、初回を大事にしたい。
(毎日新聞埼玉版)