【写真】3回表浦和学院無死一、三塁、山根が右翼線にタイムリー二塁打を放つ。捕手山口(埼玉新聞)
(27日・県営大宮ほか)
第2日は2回戦計8試合が行われ、選抜大会で初の全国制覇を遂げた優勝の浦和学院が初登場。羽生一に11-1の七回コールドで3回戦に進んだ。
浦和学院は打線が14安打11得点の猛攻を見せ、投げても右腕山口、左腕江口のリレーで羽生一を寄せ付けなかった。
同じく選抜大会出場で、県大会秋春連覇を目指す花咲徳栄は小暮、小栗、関口の継投で昌平を2安打に抑え、8-0と快勝した。昨秋4強の聖望学園、川越東はそれぞれ春日部、武蔵越生を退けた。
西武台は松山に競り勝ち、9年ぶりの夏のシード権を獲得。昨秋8強の春日部共栄は北本を七回コールド10-0で下し、坂戸西は上尾との接戦を制した。白岡は小松原の追撃を振り切り2年連続の16強入りを果たした。
第3日は県営大宮など4球場で2回戦の残り8試合を実施し、ベスト16が出そろう。
◇選抜後初試合 「修正点多い」
選抜大会の優勝から24日。県営大宮のバックネット裏、内野席をほぼ埋めた観客の視線を一身に浴び、浦和学院が“夏の日本一”への第一歩を踏み出した。
選抜大会決勝後、初の公式戦は11-1の大勝。打線は14安打11得点、投手陣も6回無安打の右腕山口から1年生左腕江口へのリレーで、羽生一を寄せ付けず。それでも森監督は「試合から遠ざかってた分、まだまだ修正点はたくさんある」と冷静に先を見据えた。
特に指揮官が挙げたのが三回に5点を奪った後だ。
七回に5点を追加したが凡フライや走塁ミスも目立ち、選抜大会時のような畳み掛ける攻撃とはいかなかった。主将の山根も「自分たちの力が出せて勝った試合ではない」と表情を引き締める。
新戦力の充実など、さまざまなテーマを持って臨む今大会。山根は「課題をしっかり修正し、勝っていきながら強くなりたい」と力を込めていた。
(埼玉新聞)
◇春夏連覇へ「新生浦和学院のスタート」7回コールド勝ち
埼玉・浦和学院が14安打11得点で7回コールド発進し、センバツ優勝校の実力を見せつけた。甲子園で5試合47得点した強力打線が爆発。センバツではベンチ外だった2年生の酒本が7番で2安打するなど新戦力も台頭。3安打3打点の3番・山根主将は「まだまだ」と下位打順の機動力を課題に挙げた。春夏連覇に向け、森士(おさむ)監督は「新生浦和学院のスタート」と話した。
(スポニチ)
◇浦学、コールド発進!センバツV後初の公式戦
埼玉では、2回戦で浦和学院が登場。今春センバツで優勝して以来となる公式戦で羽生一に11-1の7回コールド勝ちで白星発進した。同じくセンバツ出場した花咲徳栄も昌平に8-0で7回コールド勝ち。東京では準決勝で帝京と日大三がともに勝ち、春季関東大会(5月18日開幕・栃木)の出場権を手にした。
ホロ苦さが残った。11-0で迎えた7回1死一塁、1年生左腕・江口奨理(しょうり)がけん制悪送球すると、続く打者の打球を遊撃手がトンネルし1点を献上。森士(おさむ)監督(48)は「修正しないといけないところはまだある」とナインを戒めた。
それでも「新生・浦学」の片りんは感じさせた。センバツ全試合先発したエース・小島和哉(2年)を温存。昨秋以来となる公式戦先発の142キロ右腕・山口瑠偉(3年)が6回を無安打2四球に抑えた。センバツはメンバー外だった酒本祐也(2年)が「8番・一塁」で2安打1打点。森監督は「春は5試合程度だが、夏は(地方大会から)12~13試合ある。継投も含め新戦力を充実させたい」と、目標の春夏連覇へ急ピッチで準備を進めていく。
(スポーツ報知)
■2回戦(4月27日)
浦和学院
1050005=11
0000001=1
羽生一
(7回コールド)
【浦】山口、江口-高田
【羽】鈴木-山口
▽二塁打 贄、竹村、山根2、木暮、酒本(浦)
安打:浦14、羽1
失策:浦1、羽2
▽投手成績
山口 6回、被安打0、4奪三振、与四死球2、失点0
江口 1回、被安打1、0奪三振、与四死球0、失点1
【浦和学院】
⑥ 竹 村5-2-1
④ 贄 3-2-1
⑧ 山 根4-3-3
② 高 田4-0-0
⑤ 木 暮3-2-2
⑨7斎 藤2-0-0
③ 酒 本3-2-1
① 山 口4-1-1
R 川 井0-0-0
1 江 口0-0-0
⑦ 服 部3-2-0
9 大 西0-0-0
(打数-安打-打点)