◇交流続ける石巻の子ら、横断幕で「やったね!」
【写真】宮城県石巻市の保育所の子どもたちから贈られた横断幕を掲げる浦学の選手ら(毎日新聞埼玉版)
第85回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)で初優勝した浦和学院の優勝報告会が12日、さいたま市浦和区の浦和ロイヤルパインズホテルであった。上田清司知事とさいたま市の清水勇人市長も招かれ、同窓会や後援会、野球部OB会、父母会などから約950人が参加し、優勝を祝った。
上田知事は「いろいろな岩盤があるが、いつかそれを断ち切る、突破することが可能なんだということを多くの県民に教え、希望と夢を与えてくれた」と祝福。森士(おさむ)監督は「いろいろな方に応援していただき、今改めて勝ったんだなと思っています。選手とともに春夏連覇を目指して精進して頑張っていきたい」と感謝の言葉を述べた。山根佑太主将(3年)は「夏の日本一に向けて頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」と春夏連覇を誓った。
報告会には、東日本大震災後、選手たちが交流を続けている宮城県石巻市の市立鹿妻保育所の伊東亮祐君(5)と姉で市立開北小学校4年の知華さん(9)、父孝浩さん(43)も参加。選手たちには、保育所の4~5歳児約60人が作った「やったね!おにいちゃん!!めざせV2!!」という横断幕が贈られた。決勝をアルプススタンドで応援した亮祐君は「優勝してうれしかった」と笑顔。孝浩さんは「まるで地元のチームが優勝したような喜びがあった。選手たちの活躍は、子どもたちの記憶に残ると思う」と話した。
(毎日新聞埼玉版)
※浦学ふぁみり~ブログにも優勝報告会のことが掲載されています。
http://blog.livedoor.jp/ug_family/archives/1834855.html