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藤浪13K完封、日本初勝利 笹川は好返球 18U世界野球

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 野球の18U世界選手権第2日は1日、韓国のソウルで1次ラウンドを行い、B組の日本は先発の藤浪晋太郎(大阪桐蔭)が2安打13奪三振で完封、前回優勝の台湾を2-0で下し、通算成績を1勝1敗とした。

 日本は2回2死一塁から高橋大樹(龍谷大平安)の左翼線への適時二塁打で先制。その後は走者を得点圏に置きながら追加点を奪えなかったが、7回に先頭の森友哉(大阪桐蔭)が右中間へランニング本塁打を放ち、待望の追加点を奪った。

 甲子園大会で史上7校目の春夏連覇を達成した藤浪は、その実力をいかんなく発揮。初回1死から2者連続三振を奪うと、3回まで無安打で、6回までは毎回の10K。7回に毎回三振は途切れたものの、8回は3者三振。打たれたヒットはわずか2本だけ。6回2死二塁の場面では、右翼手の笹川晃平(浦和学院)が右前打で本塁を狙った二塁走者を右翼の好返球で阻止するなどバックも藤浪を盛り立てた。

 日本は前日(8月31日)の初戦でカナダにタイブレークの延長で敗れ、黒星スタートとなったが、2戦目はB組で最大の敵と目されていた台湾に撃破した。

(スポニチ)

◇第1ラウンド

日本
010000100=2
000000000=0
台湾

【日】藤浪
【台】洪、林

▽本塁打 森(日)

【日本先発メンバー】
1(捕)森
2(二)伊与田
3(三)田村
4(指)大谷
5(遊)北條
6(一)金子
7(左)高橋
8(中)水本
9(右)笹川

先発投手 藤浪

◇浦学選手の成績

 笹川選手が9番ライトで先発出場。空振り三振、空振り三振、三ゴロ、三ゴロと打撃では4打数ノーヒットに終わったが、守備では六回2死二塁、4番の右安で本塁を狙った二塁走者を笹川がノーバウンドの送球で捕殺し同点のピンチを免れた。

<1回>

 日本は1番森が空振り三振。2番伊与田は二ゴロ。3番田村は右飛で3者凡退。

 台湾の攻撃。日本のマウンドは藤浪。

1番 初球高め直球を打ち上げ三飛。
2番 2-2からスライダーで空振り三振。
3番 0-2からフォークボールで空振り三振。素晴らしい立ち上がり。

<2回>

 日本は4番大谷から。初球高め直球を打ち上げ左飛。5番北條は死球。6番金子は左飛。7番高橋は左へ適時二塁打。日本が1点を先制した。8番水本は四球で2死一、二塁。9番笹川は空振り三振で1点止まり。

 台湾の攻撃。投手は藤浪。

4番 変化球が曲がりすぎ死球。
5番 高め直球で空振り三振。3個目。
6番 1-2から148キロ直球で空振り三振。4個目。
7番 三ゴロに仕留めたかに思えたが田村がはじき(失策)2死一、三塁。
8番 3-1から直球が甘く入ったが一ゴロ。無失点で切り抜けた。ここまで最速は151キロ。

<3回>

 日本は1番森から。低めの変化球をすくい上げたが右飛。2番伊与田はバント安打を試みたが投ゴロ。3番田村は二塁前へボテボテの内野安打。4番大谷は2-2から外角ややボール気味の直球にバットを合わせ左前安打。2死一、三塁。5番北條は2-0から2球フルスイングの空振り。2-2から5球目カーブを打って左飛。追加点ならず。

 台湾の攻撃。投手は藤浪。

9番 1-2からスライダーで見逃し三振。5個目。
1番 1-2から外角スライダーで空振り三振。6個目。
2番 1-1から変化球で二ゴロ。ここまで無安打6三振の好投。

<4回>

 日本は6番金子から。左飛で1死。7番高橋は三塁内野安打。8番水本は左前へのポテンヒットで一、二塁。9番笹川は空振り三振で2死。1番森は2-0から打ったが一ゴロで無得点。

 台湾の攻撃。投手は藤浪。

3番 高いバウンドの内野ゴロ。投手の頭上を抜けショート北條が追いついたが捕れず中前安打。これが初安打。この後、けん制悪送球で無死二塁。
4番 縦のスライダーで空振り三振。7個目。
5番 内角直球で詰まらせ中飛。水本が前進してナイスキャッチ。
6番 3-2から高め直球で空振り三振。8個目。ピンチを切り抜けた。

<5回>

 日本は2番伊与田から。二ゴロで1死。3番田村は中前安打で1死一塁。4番大谷は3-1から真ん中に入った直球を右前へ痛烈なヒット。一、三塁。5番北條は1-2から外角直球を見逃し三振。6番金子は0-1からカーブを打ったが二ゴロ。追加点ならず。

 台湾の攻撃。投手は藤浪。

7番 初球を打って左直。
8番 1-2から直球で見逃し三振。9個目。
9番 2-2から内角直球で三ゴロ。3者凡退。

<6回>

 日本は7番高橋から。2-0から外角直球を打って右邪飛。8番水本は1-0から捕邪飛。9番笹川は三ゴロで3者凡退。

 台湾の攻撃。投手は藤浪。

1番 2-2から外角低め直球が決まり見逃し三振。毎回の10個目。
2番 3-2から直球が低めに外れ四球。1死一塁。
3番 1-0からエンドラン。二ゴロで2死二塁。
4番 初球を打って右前安打。二塁走者が本塁を狙ったがライトの笹川がノーバウンドのレーザービーム。タッチアウトで同点を阻止。

<7回>

 日本は1番森から。2-1から4球目をフルスイング。右中間を深々と破り中継プレーもやや乱れたが一気に生還。ランニングホームランとなり貴重な1点を追加。2番伊与田は左前安打。ここで台湾は2番手の左腕・林にスイッチ。3番田村は送りバントを決め1死二塁。4番大谷は2-0から一、二塁間を破るヒットで一、三塁。5番北條は1-2からカーブを空振り三振。6番金子は二ゴロに倒れ追加点ならず。

 台湾の攻撃。投手は藤浪。

5番 1-1から外角球を打って三邪飛。サード田村がナイスキャッチ。
6番 0-1からカーブで三ゴロ。田村が軽快な動きでさばく。
7番 遊ゴロで3者凡退。藤浪の好投が続く。

<8回>

 日本は7番高橋から。内角球をうまく追っつけ右前安打。8番水本は送りバントを決め1死二塁。9番笹川は三ゴロで2死二塁。1番森は詰まって遊飛。無得点。

 台湾の攻撃。投手は藤浪。

8番 1-2からスライダーで空振り三振。11個目。
9番 2-2から外角直球で空振り三振。12個目。
1番 2-2から外角スライダーで見逃し三振。13個目。

<9回>

 日本は2番伊与田から。投ゴロで1死。3番田村は中前へクリーンヒット。これで2試合連続の3安打。4番大谷は外角低めスライダーに手を出しハーフスイング空振り三振。5番北條は初球を打って二飛。これを二塁手が落球。2死二、三塁。6番金子は二ゴロで無得点。

 台湾の攻撃。藤浪が完封目指しマウンドへ。

2番 1-2からフォークボールで二ゴロ。
3番 痛烈なライナーが藤浪を襲う。右足に受け素早く拾って投ゴロ。藤浪はOKサインを出し続投。
4番 二ゴロに仕留め試合終了。藤浪が2安打13K完封。

(日刊スポーツ)

◇9月1日の全試合結果

豪州3-6ベネズエラ(延長10回)
カナダ4-3イタリア
コロンビア9-6オランダ
韓国8-2米国
台湾0-2日本
チェコ2-6パナマ

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