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<浦和学院だより>「戦う場にやってきた」地に足着け甲子園練習

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【写真】シート打撃で左翼席にたたき込んだ高田(左)ら快音を響かせた浦和学院ナイン=4日午前、甲子園球場(埼玉新聞)

 3日に大阪入りしたチームは4日、午前9時半から30分間の甲子園練習に臨んだ。

 まず行ったのがシートノック。森監督をノッカーに投内連係などを一通りやった後、バックホーム態勢からの中間球のフライを入念に対策した。

 その後はシート打撃。エース小島を含めたスタメン組は、打席での感触を確かめるようにメンバー外の左右両投手から快音をとどろかせていた。最後は小島、山口、涌本の投手陣がマウンドから投球練習、一塁へのけん制練習で締めくくった。

 練習後、選抜大会優勝時と同じ一塁側ベンチ前で取材を受けた森監督は「あれから4カ月。ここに立っているのが昨日のことのようで、不思議に感じる」とグラウンドに目をやった。以前は甲子園に戻ってくる度に、興奮があったというが「自分たちが戦うための場所にやってきた」と、至って冷静に心境を語った。

 ナインも胸の高鳴りを感じつつ、これからが勝負といった表情だ。

 選抜優勝投手の2年生小島は「何度立ってもこのマウンドは気持ちいい」と言った上で「自分も最後の夏のつもりで目の前の打者に全力で投げます」と地に足を着ける。シート打撃で左翼スタンドに放り込んだ4番高田は「たまたまです」と春と同じコメント。そして「悔いのないように、やってきたことを全て出し切ります」と端正な顔を引き締めていた。

◇きょう組み合わせ抽選

 第95回全国高校野球選手権大会(8日から15日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が5日、大阪市のフェスティバルホールで49代表校が参加して行われる。

 昨年までは3回戦までの組み合わせを決めたが、今大会から回戦ごとの抽選が復活し、初戦の対戦カードだけを決める。勝利チームの次戦の抽選は試合終了後にそれぞれ行う。これまで2日間で実施していた準々決勝は1日で4試合を行い、準々決勝の翌日は大会史上初の休養日となる。

 史上8校目の春夏連覇が懸かる浦和学院(埼玉)や大会2連覇を狙う大阪桐蔭、大会屈指の剛腕の安楽を擁する済美(愛媛)などの対戦相手が注目される。

(埼玉新聞)

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