【写真】守備練習する津田(中央)竹村(右)の二遊間ら浦和学院ナイン=7日午後、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場(埼玉新聞)
チームは7日、午前9時から甲子園で開会式のリハーサルに臨んだ。その後は、午後2時から兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で約1時間半の練習を実施した。
キャッチボール、トスに続き、シートノックでは、甲子園の“浜風”対策に力を注いだ。
練習したのは、外野手を定位置より後ろに下げた時、内野手が前進守備の時の2パターンの中間球。鳴尾浜臨海公園野球場は、甲子園と同じ方角を向いているだけに、風向きなどを頭にたたき込みながら入念に追い方を確認していた。
締めのシート打撃では仙台育英の右投手を想定し、山口、涌本の両右腕が登板し、レギュラー陣が打ち込んだ。
飛球対策について、遊撃手竹村は「間のフライが捕れなかったら、これほどもったいないことはない。声を掛け合って一つ(のアウト)をもらいたい」と力説。森監督に「決めつけるのが早い。最後まで追え」と、指示を受けた二塁手の津田も「ヒットにしたら投手もショックを受けるし、点につながってしまう。打ち取った打球は確実に捕りたい」と、反省点を本番に生かすつもりだ。
◇選抜優勝校に緊張 浦学を先導する石本さん
【写真】開会式のリハーサルで浦和学院のプラカードを持つ石本遥菜さん。中央は主将の山根。右端は山口=7日午前、甲子園(埼玉新聞)
浦和学院のプラカードを持つのは市西宮高校の石本遥菜さん(2年)。選抜優勝校を先導するとあって「すごく緊張します」と第一声。実際に歩いてみて「選手がたくさんいて、責任感を感じました。本番でも引っ張っていけるように行進したいです」と力を込めた。
大阪市出身の石本さんは、埼玉には一度も来たことがないというが、浦和学院の活躍を一番に願っている。「夏も優勝して、春夏の甲子園を連覇してほしいなと、すごく思います」。目を輝かせながらエールを送った。
(埼玉新聞)