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日本、白星発進 台湾に4-1 竹村1打点 18Uワールドカップ

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 野球の18歳以下のワールドカップは1日、台湾で、日本は開催国・台湾代表と初戦を迎え、4対1で勝利し、白星発進となった。

 8月30、31日とも雨天のため2日続けての中止となった日本の戦いがようやく初戦を迎えた。先発は日本のエースで、今秋ドラフト最注目の松井裕樹(桐光学園高)。初回、やや固さが抜けず、先頭打者にストレートの四球を与えるなど2つの四球でピンチをつくるも、相手4番をセカンドゴロダブルプレーに打ち取り切り抜けると、2回、3回と2三振ずつ奪うなど、その後は5回まで無安打ピッチングと好投。6回に先頭打者にこの試合初安打を許し、2死一、三塁のピンチを背負う。しかし、5番打者をこの日7つ目の三振で抑えた。松井は7回、3者三振に仕留め、三振数は2ケタとなる10個となった。

 8回もマウンドに上がった松井だったが、2死からヒットと四球で一、二塁のピンチを迎えると、相手4番にレフト線にタイムリーツーベースを打たれ1点を返される。さらに2死満塁とされるが、最後は相手6番打者を力のあるストレートで空振り三振に打ち取り、最少失点で切り抜けた。松井は8回3安打1失点、8四死球12奪三振の成績だった。

 9回は松井の後を受け、瀬戸内高の山岡泰輔がマウンドに上がり、死球でランナーを許すが後続をきっちりと抑えた。

 日本打線は3回まで台湾投手の前に完璧に抑えられていたが、4回1死一、二塁から5番・園部聡(聖光学院高)のレフト前ヒット、さらに左翼手がボールをこぼしている間に1点を先制した。その後、6回には奥村展征(日大山形高)のタイムリー、7回には竹村春樹(浦和学院高)のスクイズ、9回には森龍馬(日大三高)の犠牲フライで効果的に加点し、快勝を収めた。

(スポーツナビ)

◇竹村が技ありスクイズで追加点

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【写真】台湾戦の7回、一前にスクイズを決める竹村=台中(サンスポ)

 竹村が技ありのスクイズで貴重な追加点をもたらした。2-0で迎えた七回1死三塁の場面で、高めの明らかなボール球を「絶対に決めてやる」とバットを縦にして一塁線に絶妙に転がした。

 公式戦「今年初」というスクイズを決めた2番打者は「最低、ファウルにしようとバットを出した。フェアゾーンに入ってラッキー」と満足顔。粒ぞろいの代表だけに慣れないプレーを要求されることもあるが、「どういう意図を持って使ってくれているかを感じ、役割に徹したい」と頼もしかった。

(サンスポ)

◇ガッツマン竹村が技ありのスクイズ!

 センバツ王者の”切り込み隊長”浦和学院・竹村が、さすがの仕事を見せた。七回1死三塁の場面で顔面スレスレのボールに体勢を崩されながら、バットを立てて技ありのスクイズを決めた。「絶対、決めてやろうと思っていた」と笑顔満開だったが「今年初めてのスクイズ」というのだから驚きだ。

 センバツ直前に打球を顔面に受けて骨折しても、優勝に貢献したガッツマン。夏の甲子園で初戦敗退後も、後輩の練習を手伝い続けてきた毎日が生きたかもしれない。

(デイリースポーツ)

◇第1ラウンド

日本
000101101=4
000000010=1
台湾

【日】松井、山岡-森友
【台】LIN TZU-WEI、YANG YAO-YI、CHIANG CHEN-YEN、SUNG WEN-HUA
-YAO KUAN-WEI

【日本先発メンバー】
1(右)吉田(北照)
2(遊)竹村(浦和学院)
3(捕)森友(大阪桐蔭)
4(指)内田(常総学院)
5(一)園部(聖光学院)
6(二)奥村(日大山形)
7(三)渡辺(東海大甲府)
8(左)逸崎(明徳義塾)
9(中)森龍(日大三)

先発投手 松井(桐光学園)

◇浦学選手の成績

 竹村選手が2番ショートで先発出場し、4打数無安打1打点だった。

 第1打席は空振り三振。第2打席は二ゴロ。第3打席はセンター前に落ちそうなヒット性の当たりもセンターの好守に阻まれ中飛。第4打席は1死三塁からインハイの難しい球を一塁の前に落とし、スクイズ成功。チームに貴重な3点目をもたらすと同時に1打点を記録した。第5打席は空振り三振。

【1回表日本】

 台湾先発は左腕リン。1番吉田、2-2から139キロ直球見逃し三振。2番竹村、2-2から140キロ直球空振り三振。3番森友、3-2から140キロ直球空振り三振。

【1回裏台湾】

 日本先発は松井。1番リン、4球目に146キロマークもストレートの四球。2番ウー、0-2から127キロのスライダーで見逃し三振。3番チン、3-1から直球外れ四球。1死一、二塁。4番ヤン、1-2から123キロのスライダーで二ゴロ併殺。無失点で切り抜けた。

【2回表日本】

 4番内田、初球109キロのカーブを打ち上げ二飛。5番園部、初球スライダー打ち上げ遊飛。6番奥村、1-2から115キロカーブ打ち上げ左飛。3者凡退。

【2回裏台湾】

 5番リュウ、143キロ直球で空振り三振。6番ペン、0-2から直球で詰まらせ二ゴロ。7番ヨウ、ストレートの四球。8番チェン、1-2から130キロのスライダーで空振り三振。

【3回表日本】

 7番渡辺、大きな中飛。8番逸崎、ストレートの四球。9番森龍、0-2から外角直球見逃し三振。1番吉田、3球目に逸崎が二盗成功。しかし空振り三振で先制ならず。

【3回裏台湾】

 9番リュウ、1-2から128キロのスライダーで空振り三振。4個目。1番リン、2-2から132キロのスライダーで三ゴロ。渡辺が好守。2番ウー、0-2から126キロチェンジアップで空振り三振。5個目。

【4回表日本】日本先制

 2番竹村、スライダー打って二ゴロ。3番森友、ストレートの四球。4番内田、2-2から低めスライダーを左前安打。1死一、二塁。5番園部、左前安打。左翼手が後逸する間に二塁から森友が生還。1点先制!なおも二、三塁。6番奥村 浅い中飛で2死二、三塁。7番渡辺 初球直球を打ち上げ右飛。1点止まり。

【4回裏台湾】

 3番チン、4球目に147キロをマーク。最後は146キロで捕邪飛。4番ヤン、直球で詰まらせ遊飛。5番リュウ、3-2から127キロスライダーで二ゴロ。松井は4回まで無安打好投。

【5回表日本】

 8番逸崎、空振り三振。9番森龍、中前安打(二盗失敗)。1番吉田、中安打。2死一塁。2番竹村、3球目に吉田が二盗成功。中飛で無得点。

【5回裏台湾】

 6番ペン、四球。4個目。7番ヨウ、直球で空振り三振。一塁走者二盗失敗で三振ゲッツー。8番チェン、3-2から直球低めに外れ四球。5個目。9番リュウ、1-1から142キロ直球で二ゴロ。松井は5回まで無安打5四球6K、投球数88。

【6回表日本】

 3番森友、2-1から106キロカーブを打って遊飛。4番内田、左中間二塁打。ここで台湾は2人目の右腕ヤンが登板。5番園部、三ゴロで2死二塁。6番奥村、中前適時打で2点目!7番渡辺、遊撃内野安打。2死一、二塁。8番逸崎、ボークで二、三塁。三飛で追加点ならず。

【6回裏台湾】

 1番リン、1-2から4球目の外角チェンジアップを合わされ右前安打。これが初安打。2番ウー、送りバント成功1死二塁。3番チン、ストレートの四球。6個目。1死一、二塁。4番ヤン、1-1からの真ん中高め直球を完璧に捉えられ打球は左翼ポール際へ。逆転3ランかと思われたが審判のジャッジはファウル。台湾サイドが抗議し試合が中断したが、ファウルで試合再開。スライダーで三ゴロ。2死一、三塁に。5番リュウ、2-2から146キロ直球で見逃し三振!

【7回表日本】

 9番森龍、右中間二塁打。台湾は3人目の左腕チャンが登板。1番吉田、送りバント成功、1死三塁。2番竹村、2-1からの4球目、高めの難しいボールをスクイズ。一塁の前にポトリと落とし3-0!3番森友、四球。2死一塁。4番内田、空振り三振で1点止まり。

【7回裏台湾】

 6番ペン、124キロスライダーで空振り三振。8個目。7番ヨウ、2-2から126キロスライダーで見逃し三振。9個目。8番チェン 144キロ高め直球で空振り三振。10個目。

【8回表日本】

 5番園部、左飛。6番奥村、一直。7番渡辺、遊ゴロで3者凡退。

【8回裏台湾】

 9番リュウ、直球で遊飛。1番リン、2-2から127キロのスライダーで空振り三振。11個目。2番ウー、3-2から真ん中直球打たれ左前安打。これが2本目。3番チン、ストレートの四球。7個目。2死一、二塁。ここで西谷監督がマウンドへ。4番ヤン、初球直球を打たれレフト左へ適時二塁打。1-3。なおも二、三塁。5番代打チャン、松井の投球数が150を超える。死球で2死満塁。6番ペン、3-2から直球で空振り三振!12個目。1点で食い止めた。

【9回表日本】

 台湾は4人目の右腕ソウが登板。8番代打熊谷、右越え三塁打。9番森龍、右へ犠牲フライ。4-1!1番吉田、空振り三振。2番竹村、146キロ直球空振り三振。

【9回裏台湾】

 日本は2人目の山岡が登板。7番ヨウ、死球。8番イン、スライダー見逃し三振。9番リュウ、二ゴロ。併殺は取れず2死一塁。1番リン、スライダーで空振り三振。試合終了。

(日刊スポーツ)

◇9月1日の全試合結果

コロンビア4-9豪州
台湾1-4日本
チェコ3-16カナダ
米国8-0イタリア
ベネズエラ6-5メキシコ
韓国1-2キューバ

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