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シード16校戦力分析 Aシード・浦和学院「攻守で小島援護を」

 第96回全国高校野球選手権埼玉大会は9日、156チームが参加して開幕する。今年はノーシードに実力校がひしめくものの、優勝争いはシード校を軸に繰り広げられる可能性が高い。3連覇を狙う浦和学院、春季県大会準優勝の聖望学園がAシード、同4強の市川越、大宮東の公立勢がBシード、春日部共栄、所沢ら8強4校がCシード、上尾、松山ら16強8校がDシード。最終調整に励む16校を組み合わせ順に4回にわたって紹介する。

◇Aシード浦和学院「攻守で小島援護を」

  2008年に達成して以来、2度目の3連覇に挑む。ただ過去2年と比べて総合力で劣る分、森監督は「小島を中心とした戦う集団が構成できるかどうか」と、勝ち抜くためのポイントを集約する。

 昨春の選抜大会優勝投手・左腕小島は健在だ。春季関東大会では初戦でサヨナラ本塁打を浴びたが、ここまでの調整は順調。左腕岸や本沢、宇野、酒井の右腕が短イニングでも投げて小島を助けられるか。バックも捕手田畑や土屋、津田の二遊間を要に無駄な失策、失点は絶対に避けたい。

 打線は破壊力がないだけに、犠打や足を絡め1点ずつ積み重ねる。巧打の1番台の出塁から津田、山崎、田畑の主軸が好機で一本出せるか。秋山、木村、石森の7~9番の左3人は特にしぶとさを発揮したい。右の酒本、荒木はスタメンもありうる。

【春季地区大会】
▽代表戦 9-0大宮北(7回コールド)

【同県大会】
▽1回戦 4-3栄北
▽2回戦 9-2越谷北(8回コールド)
▽3回戦 7-1昌平
▽準々決勝 9-3春日部共栄
▽準決勝 1-0市川越
▽決勝 4-3聖望学園(延長11回)

【同関東大会】
▽2回戦 3-4山梨学院大付

◇予想オーダー

①臺 (三)
2土屋(二)
3津田(遊)
4山崎(一)
⑤田畑(捕)
⑥小島(投)
⑦秋山(左)
⑧木村(中)
⑨石森(右)

※丸数字は左打者

(埼玉新聞)

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