春季高校野球県大会第6日は4日、県営大宮球場で準決勝が、浦和学院-成徳大深谷(10時)聖望学園-川越東(12時30分)のカードで争われる。ここまで順当に勝ち進んだ浦和学院、川越東のAシード勢に、初4強で勢いに乗る成徳大深谷、前回準優勝で地力十分の聖望学園が挑戦。関東大会(16~20日・山梨)への切符を懸けた熱戦の行方を探った。
◇浦和学院vs成徳大深谷 命運握る落合の出来 |
選抜大会4強の浦和学院に成徳大深谷が挑む。
成徳大深谷は2試合連続完封の右腕落合が命運を握る。テンポよく投げ込む直球は威力があるものの、ある程度の失点は覚悟して臨みたい。エースを援護したい打線は好調の1番高橋から河田、江花ら主軸へのつなぎ役を担う2番後藤の役割が鍵になりそう。失点に絡むエラーは禁物だ。
総合力で勝る浦和学院は受け身になると足をすくわれかねない。当たっている1番諏訪、2番臺が流れをつくり、一気に攻め立てたい。
◇聖望学園vs川越東 実力校が真っ向勝負 |
新チーム始動時から下馬評の高かった川越東と聖望学園が激突。白熱した接戦が予想されるが、両校とも決勝や3位決定戦を見据えてエースを温存する可能性もある。
聖望学園打線は1番大野泰、4番大野亮を中心に一発で試合を決められる。右横から抜群の制球で四角を突くエース松本が、川越東の左打線をどう料理するか見ものだ。
川越東は西部地区予選から全5試合で先発している2番手右腕磯川の成長が大きい。勝負強い福岡、駒崎、星野にチャンスで打席を回したい。
(埼玉新聞)