(30日・県営大宮ほか)
第4日は3回戦8試合を行い、ベスト8が出そろった。
市川越が昨秋4強のシード浦和実に3-2と競り勝って8強に進出した。エース左腕メンディスが4安打2失点完投した。浦和学院は本庄東に4-0で快勝。左腕佐野が16奪三振で完封した。
打線が爆発した花咲徳栄は大宮東に11-2と大勝した。春日部共栄は山村学園に6-0で快勝。川越工は西武台に8-6で競り勝った。叡明は武南に6-4で競り勝ち初8強。草加西は埼玉平成を7-2で破り、ふじみ野は東農大三に11-2と七回コールド勝ちで初のベスト8に名を連ねた。
2日間の休養日を挟み、第5日は3日、県営大宮と上尾市民で準々決勝4試合が行われ、浦和学院-草加西、ふじみ野-花咲徳栄、上尾市民で川越工-市川越、春日部共栄-叡明のカードで実施される。
16奪三振の完封 浦和学院・左腕佐野
浦和学院の2年生左腕佐野が本庄東から16奪三振し、完封した。直球と切れのある縦スライダーをきっちりとコースへと投げ分け、「イメージ通りの投球ができた。三振の数より、低めに集めて打ち取ろうと思っていた」と危なげなかった。
被安打4の好投。追加点を奪った後の七回には3者三振に仕留めるなど抜群の安定感だった。森監督は「縦のスライダーだけに頼らない投球や、調子が悪い中でも立て直せるようになればもっと良い」とさらなるレベルアップに期待した。
昨春から成長、4失点の粘投 本庄東・左腕桐敷
本庄東の左腕桐敷は浦和学院に9安打され敗れたが、走者を背負ってからも粘りの投球で4失点にとどめた。昨春2回戦で浦和学院から6失点されたのと比較し、「成長した姿は見せられた。県営大宮という大きな舞台で力みが出た」と自らを冷静に分析した。
適時打2本を浴び、スクイズや犠飛で加点され、王者の攻め手の多さに手を焼いた。田中監督も「どこまで通用するかを確認できて良い勉強になったと思う。自分のボールに自信をつけられたはず」とねぎらった。
(埼玉新聞)
試合結果 |
県大会3回戦 4月30日(県営大宮) | ||||||||||||
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
浦和学院 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 9 | 1 |
本庄東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 |
【浦】 | 佐野-秋山 |
【本】 | 桐敷-馬場 |
三 | 山本(浦) |
浦和学院打撃成績 | ||||
位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 |
⑤ | 矢野 | 3 | 1 | 0 |
③ | 杉山 | 4 | 0 | 0 |
④ | 家盛 | 4 | 1 | 1 |
⑨ | 蛭間 | 4 | 1 | 0 |
⑧ | 山本 | 3 | 3 | 0 |
② | 秋山 | 2 | 0 | 1 |
⑦ | 本田 | 3 | 1 | 1 |
① | 佐野 | 4 | 2 | 1 |
⑥ | 森川 | 3 | 0 | 0 |
計 | 30 | 9 | 4 | |
本庄東打撃成績 | ||||
位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 |
⑧ | 桜井 | 4 | 2 | 0 |
⑨ | 宮本 | 3 | 1 | 0 |
④ | 石井 | 3 | 1 | 0 |
⑤ | 小野瀬 | 4 | 0 | 0 |
⑦ | 原 | 3 | 0 | 0 |
③ | 鈴木 | 3 | 0 | 0 |
② | 馬場 | 2 | 0 | 0 |
① | 桐敷 | 3 | 0 | 0 |
⑥ | 渡邊 | 2 | 0 | 0 |
H | 中畝 | 1 | 0 | 0 |
6 | 江口 | 0 | 0 | 0 |
計 | 32 | 4 | 0 |
投手成績 | |||||||
TEAM | 選手名 | 回 | 被安打 | 奪三振 | 四球 | 死球 | 失点 |
浦和学院 | 佐野 | 9 | 4 | 16 | 2 | 0 | 0 |
本庄東 | 桐敷 | 9 | 9 | 6 | 2 | 2 | 4 |
試合動画 |
5回裏
佐野投手は1死から遊撃手の失策で出塁を許すが、後続を連続三振に打ち取る。