早大の小島は1点の援護を守りきった初完封に左拳を握った。140キロ前後の直球に沈む球など変化球を効果的に織り交ぜ、散発2安打と危なげなし。右足首を痛めて4月22日以来の登板となった3年生エースは「ふがいなかったので勝ててほっとした。先頭打者をしっかり抑えられた」と頬を緩めた。
埼玉・浦和学院高時代に春の甲子園大会優勝に貢献した左腕の復調は、混戦の優勝争いを抜け出すのに心強い限り。高橋監督は「いい球がコースに決まった。小島に尽きる」と喜んだ。
(サンスポ)
早大・小島がリーグ戦初完封!13年センバツV左腕
早大が先勝。小島和哉投手(3年・浦和学院)が散発2安打でリーグ戦初完封勝利を飾った。
130キロ台後半のキレのある直球に、スライダー、ツーシームなどを制球よく投げ込み、与えた四球も1つだけ。立大に二塁も踏ませず、1点を守り抜いた。
右足首をひねった影響で、東大戦はベンチ外。負傷明けで任された1回戦の先発だった。エースの重責を果たし「勝てたことにホッとした」と、頬をゆるめた13年センバツV左腕。昨春に1度完投があったにもかかわらず、報道陣に「初完投ですよね?」と確認するほど、試合に集中していた。
5校が勝ち点2を挙げるし烈な優勝争いの中、前節まで首位の立大に競り勝って挙げた大きな白星。高橋広監督も「最少得点、最少失点で勝つのは、最高の試合とよく言っている。今日は小島に尽きる」と、賛辞を惜しまなかった。
(デイリースポーツ)
◇春季リーグ第6週第1日 | ||||||||||
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
立大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
早大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 1 |
【早】 | ○小島-岸本 |
【立】 | ●田中誠-藤野 |
二 | 加藤、織原(早) |
小島投手成績 | |||||
回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 失点 |
9 | 115 | 2 | 7 | 1 | 0 |