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夢へ暑い夏開幕 浦学、”挑戦者”の気概で 高校野球埼玉大会

 第99回全国高校野球選手権埼玉大会は8日、県営大宮球場で156チームが参加して開会式が行われ開幕。夢の甲子園出場を懸け、19日間にわたる熱戦の火ぶたが切って落とされた。決勝は、26日午前10時から実施され、優勝チームが全国高校野球選手権(8月7~21日・甲子園)に出場する。

156チームの球児たちが熱気あふれる行進を見せた=8日午前、県営大宮球場

 午前11時、強烈な真夏の日差しが照りつけ、約1万8千人の観客が見守る中、高らかに開会が告げられた。入場行進では前回大会優勝で3連覇を目指すAシード花咲徳栄を先頭に、最後の越谷総合までの156チームが元気よく行進した。

 式では花咲徳栄の千丸剛主将が優勝旗を返還。続いて吉野龍男県高野連会長が「ここに立つどのチームにも156分の1になれる可能性がある。そのチャンスを夢か現実にするのかは、選手一人一人の一投一打に懸かっている」と激励した。

 上田清司知事は祝辞で「強いから勝つとは限らない。弱いから負けるとも限らない。勝負はドラマ。最後の最後まで分からない。チームを信じ、自分を信じ、全力を尽くした人に時として神様が勝利の招待状を送る」と選手の活躍に期待した。

 最後に選手代表で鳩山の前野大悟主将が力強く選手宣誓を披露。「野球というスポーツが私たちを成長させてくれました。苦しい時も厳しい練習にも常に仲間と共に励んだ日々。お互いに助け合ってきた時間を忘れません。一つ一つの瞬間にチームの思いを込め、支えてくれた方々へ感謝を忘れず、高校球児として最後まで諦めない姿でプレーすることを誓います」と球児たちの思いを代弁した。

 9日は10球場で1回戦27試合が行われる。入場料金は一般500円(中高生は200円)、引率された少年野球、中学生チーム(引率者・保護者有料)、障害者(障害者手帳の提示)と介添え1人、小学生以下無料。

“挑戦者”の気概で Aシード浦和学院

 秋春の王者浦和学院は4年ぶりの甲子園への切符をつかみに“挑戦者”の気概で臨む。主将の赤岩は「夏の大会は今までの大会と全く雰囲気が違う。簡単に勝てる大会ではない。打てなければ夏は勝てない」と気合を入れ直した。

 昨夏の市川越に敗れた4回戦。1番中堅手で先発した山本は無安打で途中交代した悔しい思い出がある。山本は「この1年間、あの悔しい思いを超えられるようにやってきた」と主軸となって帰ってきた夏で雪辱を誓う。

 春季県大会の初戦では聖望学園に薄氷の逆転勝ちし、「救われた命。先を見るようなチームではない」と赤岩。その後に春季関東大会を制したというおごりはみじんもない。とにかく一戦必勝。謙虚に目の前の試合だけを見て、全力を注ぐ。

周囲の支えに感謝 選手宣誓の鳩山・前野主将

 鳩山の前野大悟主将が選手宣誓を行った。抽選会で「99番」を引いた時は「やりたいと思ってはいなかった。恥ずかしい」と話していた。緊張した面持ちで前に出たが、一息ついて気持ちを落ち着かせると、しっかりとした口調で宣誓文を披露した。「やり切った」と満足の表情を見せ、「何も考えられなくなるほど緊張した。でもかまずにできた。出来は90点」と笑顔で話した。

 13人の出場選手のうち野球部は5人だけで、残りの8人は柔道部や軽音部など他の部活からの助っ人。大会に合わせて自分の部活動の時間を野球部の練習に充てた。宣誓文は抽選会後、近藤監督と2人で考え、「助っ人の選手と支えてくれた方々への感謝の気持ちを伝えたい」と思いを込めた。

 大役を終え、初戦の東農大三との2回戦に向け気持ちを切り替える。「粘り強く戦いたい。勝ちたい」と力を込めた。「主将としても投手としてチームを引っ張って、納得のいく良い打撃もしたい」と宣誓で込めた感謝の思いを、プレーで表現するつもりだ。

選手宣誓全文

 宣誓 野球というスポーツが私たちを成長させてくれました。苦しい時も厳しい練習にも常に仲間と共に励んだ日々。お互いに助け合ってきた時間を忘れません。

 ひとつひとつの瞬間にチームの思いを込め、支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに、高校球児として最後まで諦めない姿でプレーすることを誓います。

 平成29年7月8日

 選手代表 埼玉県立鳩山高等学校 野球部主将 前野大悟

12曲演奏 選手後押し 浦和学院吹奏楽部

 ファンファーレや入場行進の演奏を担当したのは、前回に続き浦和学院の吹奏楽部約130人。3日前にテストが終わり、それから音を合わせて12曲を仕上げた。

 開会式2時間前から、汗を拭いながら念入りに音出し。部長の3年小島桃香さん(17)は「今まで練習でやってきたことを出し切り、野球部の皆さんが自信を持って行進できるようにサポートしたい」と笑顔で話す。

 部員たちは「3年間の集大成としてやり切って」と、球児たちを音で盛り上げた。

(埼玉新聞)

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