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オリックス・榊原、開幕1軍 昨季育成入団から大出世

 19日に支配下登録されたばかりのオリックス・榊原翼投手(19)が、開幕1軍に抜てきされることになった。25日の阪神とのオープン戦で快投し、急きょ1軍昇格が決まった。

 ロッカーに置かれていた新幹線のチケットを見て、声が出た。「行き先が博多になっていたので、オーッ!となりました」。印字が名古屋なら2軍の遠征先。まさかの1軍切符に大興奮した。阪神戦は1試合限定のテスト-のはずだった。そこで鳥谷をフォークで空振り三振、糸井を147キロで左飛、ロサリオをスライダーで見逃し三振に。福良監督は「球の強さもあるし、1軍で投げてもバタバタするところがない。去年の秋から投手コーチが『一番使いたい投手』と言ってたからね」と抜てきの理由を説明した。

 埼玉・浦和学院高から育成ドラフト2位で昨年入団。中継ぎ起用が予想される右腕は「ソフトバンクはいい打者が多い。柳田さんに直球で勝負してみたい」と意気込んだ。

(中日スポーツ)

榊原1軍切符 開幕タカ狩りだ

 オリックスの2年目右腕・榊原翼投手(19)が、トントン拍子の出世だ。19日に育成契約から支配下契約に切り替わり、25日のオープン戦阪神戦で鳥谷、ロサリオから三振を奪うなど1回無失点の好投。そして27日、福良監督が開幕シリーズのソフトバンク3連戦(ヤフオクドーム)に「連れて行きますよ」と明言。“秘密兵器”として開幕1軍切符をつかんだ。

 京セラドーム大阪での全体練習を終えた榊原は、ロッカーに新幹線のチケットを見つけた。「名古屋(2軍戦)じゃなくて、福岡行きでした。(開幕1軍入りは)何もかも初めてなので、本当にうれしいです」と笑みがはじけた。

 指揮官は「球の強さがあり、コントロールも大丈夫。昨年、2軍でもしっかり投げていた。使いたい投手だというのは、昨秋から投手コーチも言っていた」と高く評価している。

 支配下登録され、1軍に合流しても「何でここにいるんだろう」と実感がわかなかったが、今度は開幕1軍で、昨季日本一のソフトバンクと対戦する。「素晴らしい打者がいっぱいいるので、その中で投げると思うとワクワクしますね」と登板機会を心待ちにし、柳田との対戦があれば「あのフルスイングに対してどれだけ勝負できるか」と胸を躍らせる。

 先日、2軍落ちしたベテラン岸田から「お前は頑張ってこいよ」と激励され「すごくグッと来ました」。先輩の心遣いに応えるためにも、未知の世界に全力で挑む。

榊原翼(さかきばら・つばさ)

1998年(平10)8月25日生まれ、千葉県出身。浦和学院から16年育成ドラフト2位でオリックスに入団。1年目の昨季は2軍で13試合に登板、2勝1敗3セーブ、防御率1・46。今年3月19日に支配下登録された。180センチ、84キロ、右投げ右打ち。背番号61。

(日刊スポーツ)

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