(23日・越谷市民ほか)
4球場で2回戦8試合が行われ、白岡がこの日から登場した今夏の甲子園8強のAシード浦和学院を5-4の逆転で下した。浦和学院の初戦敗退は10年ぶり。
浦和は4番志田の勝ち越し2点三塁打などで、越谷東に5-4で競り勝った。山村学園はエース左腕和田が投打に活躍し、12-5で叡明に八回コールド勝ち。埼玉栄、立教新座はともにサヨナラ勝ちした。連覇を狙うAシードの花咲徳栄、いずれもBシードの春日部共栄と聖望学園は快勝し、3回戦に駒を進めた。
24日は4球場で2回戦残りの8試合を行い、ベスト16が決定する。
主導権握れず初戦敗退
Aシードの浦和学院が10年ぶりの初戦敗退を喫した。打線が好機で突き放すことができず、白岡にはワンチャンスをものにされた。森監督は「夏が終わってから時間がなく、チームを公式戦で戦える状態まで持っていけなかった」と悔やんだ。
2-1の四回に徳弘のソロで追加点を挙げ、五回にさらに1点を追加したが、なお無死一、二塁から送りバント失敗と併殺打で無得点。流れを失うと、直後の六回に4失点で逆転された。森監督は「今度は時間がたっぷりあるので、立て直していきたい」と前を向いた。
(埼玉新聞)
浦和学院が敗戦でセンバツ絶望的「ミスが出た」主将
浦和学院は初戦で白岡と対戦し、4-5と逆転負けで来春のセンバツ出場が絶望的になった。
1回に先制点を奪われるも、その裏には2死満塁から徳弘渉内野手(2年)の右中間を破る2点適時二塁打で逆転。さらに4回には徳弘内野手のソロ本塁打、5回には畑敦巳捕手(2年)の右前適時打で1点を追加し4-1に。後半戦を有利に進めるかに見えた。
しかし、6回表、先発の美又王寿投手(1年)、代わった永島竜弥投手(2年)が白岡打線につかまり逆転を許した。打線は6回以降、走者を出すもチャンスにあと1本が出ず。肝心な場面での走塁ミスも。12残塁も勝敗に響いた。
主将の中前祐也内野手(2年)は「新チームから、守備で固めてリズムを作って攻撃につなげる野球を目指してきた。でも、守備でリズムが作れずにミスが出てしまった」と悔やんだ。
森士監督(54)は、「自分たちのチームを作り上げられなかったということ。これからじっくり時間をかけて夏を目指してチーム作りをしていくしかない」と話した。
(日刊スポーツ)
試合結果
2回戦 9月23日(県営大宮) | ||||||||||||
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
白岡 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 2 |
浦和学院 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 |
【浦】 | 美又、永島ー畑 |
【白】 | 迫田-三瓶 |
本 | 徳弘(浦) |
三 | 山田、佐藤優(白) |
二 | 徳弘(浦) |
浦学スタメン | |||
打順 | 位置 | 選手名 | 学年 |
1 | 中 | 下薗 | 2年 |
2 | 二 | 後藤 | 2年 |
3 | 遊 | 中前 | 2年 |
4 | 捕 | 畑 | 2年 |
5 | 左 | 里 | 1年 |
6 | 一 | 徳弘 | 2年 |
7 | 右 | 水戸部 | 2年 |
8 | 投 | 美又 | 1年 |
9 | 三 | 齋藤 | 1年 |