プロ野球パ・リーグのロッテにドラフト3位で入団した小島和哉投手(浦和学院高出、早大)が26日、両親と共に出身地・鴻巣市の原口和久市長を訪問し「期待に応えられるように、まずは1年間けがをせず、活躍できるように頑張りたい」と抱負を述べた。
鴻巣高出のプロ選手は過去にいたが、鴻巣市出身選手としては小島投手が初のプロ入りとなった。それだけに、原口市長は「市民の誇り。ロッテは千葉で近い。鴻巣市を挙げて応援したい」と笑顔でエールを送った。
小島投手が「愛着がある場所」と語る鴻巣市には、小学校1年生の時に栃木から引っ越してきた。同市立箕田小、赤見台中を経て、高校野球の名門・浦和学院に進んだ。野球は小学校2年生から始めたが、「小さい頃から体を動かすのが好きで休み時間もドッジボールをしたり、バスケットボール大会ではみんなと力を合わせて頑張ったのがいい思い出」と小学生時代を懐かしんだ。
市長と懇談した後も市役所の職員らにサインしたりと注目を一身に浴びる小島投手は、「1年目から結果が求められる。先発ローテーションで10勝が目標」と決意を新たにし、母美和子さんは「市民の皆さんに応援していただける選手になってほしい」と願いを込めていた。
(埼玉新聞)
ロッテ・小島投手「2桁勝ちたい」出身地・鴻巣市役所を表敬訪問
千葉ロッテマリーンズにドラフト3位で指名され、2019年シーズンからプレーする小島(おじま)和哉投手(早大、浦和学院高出)が26日、出身地の埼玉県鴻巣市の市役所を表敬訪問した。
浦和学院高で春の選抜に優勝した小島投手は、小学校入学時に栃木県から同市に転居し、市内の箕田小、赤見台中を卒業した。今でも市内に実家がある。
小島投手が「兄を中心に家族で考えた」というサインを色紙に書いて市に贈り、市からは特産の赤物の獅子頭と市のキャラクター「ひなちゃん」のぬいぐるみをプレゼントされた。
原口和久市長は「市出身者初のプロ野球選手である小島投手は市民の誇り。(千葉は近いので)市を挙げて応援に行きたい」。小島投手は「1年目から1軍ローテーションに入り、2桁勝ちたい」と抱負を語った。目標とする投手として早大先輩の和田毅投手(ソフトバンク)と、18年シーズン限りで引退した杉内俊哉投手(巨人)を挙げた。
(朝日新聞埼玉版)