県高校野球連盟の創立70周年を記念した祝賀会が2日、さいたま市内のホテルで開かれ、節目の年を祝うとともに2009年から18年までの10年間を中心にまとめた記念誌「埼玉県高野連七十年史」の発刊が報告された。
同連盟は1948年に36校の加盟を基に創設した。現在は全国有数の177校(軟式含む)が加盟。77年に財団法人化、さらに2012年には一般財団法人化し、発展を続けてきた。
会には日本高野連の八田英二会長、歴代の県高野連会長や理事長ら86人が出席。八田会長は埼玉の加盟校数の多さに触れ、「第85回記念選抜大会の浦和学院の優勝、第99回選手権大会で埼玉県勢初の深紅の大優勝旗をつかんだ花咲徳栄の活躍。県内で切磋琢磨してきた結果が、この快挙につながったと確信している」と祝辞を述べた。
その後、この日にお披露目された七十年史が紹介された。同史の副編集長を務めた岡村健二県高野連総務部長(熊谷高)は「浦和学院と花咲徳栄の優勝はもちろん素晴らしい出来事だけれど、1回戦のわずか1行のスコアの裏にも汗と涙と努力がある。そういうところにも注目してほしい」と見どころを語った。
同史はA4判で345ページ。浦和学院と花咲徳栄の「全国優勝への道のり」とともに、10年間の埼玉大会決勝を振り返った埼玉新聞の写真が「頂点の瞬間」と題し、カラーで掲載されている。
(埼玉新聞)