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森大監督がテレ玉に生出演 特集「春の選抜出場決定 浦学野球部・森大監督に聞く」

 森大監督が1月28日、テレ玉の「ニュース930 Plus」の特集コーナー「春の選抜大会出場決定 浦和学院野球部・森大監督に聞く」に生出演しました。

浦和学院、選抜出場決定 7年ぶり11回目の春の甲子園へ

 3月に甲子園で行われる春の選抜高校野球大会の選考委員会が28日、大阪市内で行われ、浦和学院の出場が決まりました。

 浦和学院野球部は、森大監督が父・森士前監督の後を継ぎ、就任後初めての大会となった秋の県大会を5年ぶりに制し、関東大会でベスト4入りを果たしていました。

 そして、28日午後3時20分ごろ、選考委員会から石原正規校長に出場決定を伝える吉報が伝えられました。

 石原校長が、7年ぶり11回目の出場決定を部員たちに報告しました。

 このあと、浦和学院の副校長を務める森士前監督が「選抜まで7週間、最高の準備をして大会に向かってほしい」と激励し、森大監督は「甲子園で校歌を歌い、全国制覇できるよう、みんなで一丸となって頑張りましょう」と話しました。

 そして、八谷晟歩キャプテンが「関東大会の悔しさを忘れず練習してきた。甲子園で必ず勝って校歌を響かせます」と、大会に向けて意気込みました。

 第94回選抜高校野球大会は、3月18日に開幕します。

森大監督「もちろん目標は全国制覇ですが、生徒たちには記録に残るよりも記憶に残る、そんな試合をしようよという話をしながら、今頑張っているところです」

金田優太選手「投手陣を中心としたリズムを作り、その中でも今までにない破壊力のある打撃でほかのチームを圧倒できるように、選抜優勝を目指してやっていきたいと思います。3年生、前監督の分もすべて背負って投打にわたって活躍していきたいです。」

浦和学院野球部・森大監督に聞く

 浦和学院野球部の春の選抜大会出場が決まりました。ここからは浦和学院野球部の森大監督に現在の心境などについて聞いていきたいと思います。

―父・森士前監督からバトンを受け継ぎ、初陣となった去年秋の県大会で優勝。関東大会ではベスト4入りを果たしました。就任1年目での選抜出場となりますが、今の気持ちはいかがでしょうか?

森監督「正直ほっとしています。ですが、甲子園出場も決まって身の引き締まる思いです。」

―選抜出場が決まって、父の士さんからは何か声を掛けられましたか?

森監督「そうですね。これからだぞと激励の言葉をいただきました。」

―就任後、初めての大会となった秋の県大会を振り返ってみていかがですか?

森監督「就任後、間もなく時間もない中で不安だらけでしたが、夏の甲子園の経験者たちがいたので、その子たちを中心に選手たちがよく頑張ってくれたと思います。」

―決勝では県内でしのぎを削る花咲徳栄に大差で勝利しました。優勝の要因はどこにあったと考えていますか?

森監督「私自身、父の影響で小さい頃からおそらく誰よりも埼玉の高校野球を観戦していたと思うんですが、その中で準々決勝の大宮東戦、準決勝の上尾戦、そして決勝の花咲徳栄戦と、埼玉を代表するチームと一戦一戦、選手と私自身がわくわくしながら試合をすることができたのが勝因だったかなと今は思っています。」

―各県での大会を勝ち抜いた強豪校との戦いとなった関東大会でしたが、振り返っていかがですか?

森監督「去年の代から関東や全国レベルのチームにどう勝っていくかというのがテーマになっていたので、今回の関東大会で2つ勝てたことは大きな収穫だったと思っています。」

―最後は山梨学院に地力の差を見せつけられる形となってしまいましたが、大会を通じてどのような収穫、そして課題がありましたか?

森監督「山梨学院の一人一人のレベルの高さを痛感しましたし、何よりエースの榎谷君ですね。好投手相手にいかに打ち崩すかというのが今後の浦和学院高校のテーマになってくるかなというのは感じました。」

―現在オミクロン株が猛威を振るっていますが、なかなか難しい状況だと思うのですが、どのように練習と感染防止策を両立させているのでしょうか?

森監督「コロナ禍なので、とにかく手洗い、うがい、消毒を徹底させていきながら、練習も制限された中で、どうやって効率的に練習の質を高めていけるかというのが今テーマになっていて、取り組んでいるところです。」

 色々な対策もしながら、またこうした状況の中、選抜に向けて練習に取り組む野球部の様子を取材しました。

 浦和学院のシーズンオフの練習テーマは「トップレベルの投手を打ち崩す」。伝統の投手力、守備力に加えて、打撃力のさらなる向上に取り組んでいます。打撃練習では重さが1キロほどある木製バットを繰り返し振り込みます。

八谷主将「関東大会の負けを今でも忘れていないですし、攻撃の部分で長打力と言い続けてきたのはあったのですが、好投手になったときに自分たちの力が発揮できなかったので、レベルが上がったピッチャーに対して打ち崩せるような打撃が課題です。」

 そして、今年のチームの強みは打撃力と投手力。軸となるのが、金田優太選手と宮城誇南選手です。二人を投打の中心に据え、シーズンオフの期間に選手一人一人がスキルアップをはかって、およそ2カ月後に迫った選抜に向かいます。

八谷主将「全国で勝ち上がっているピッチャーやバッターがいるが、自分たちもそれに負けないような練習をしているという自信があります。引かずにピッチャーを打ち崩し、バッターを打ち取るという強い気持ちで、一戦必勝で勝ち続けられればいいなと思います。」

―現在、重点的に取り組んでいる打撃練習ですが、どのような工夫をしているのでしょうか?

森監督「好投手を打ち崩すというのがテーマになっていたので、12月は特に自チームで紅白戦を繰り返しながら、実戦で自チームの良い投手をどうやって打ち崩していくのかというのを選手たち自らが監督、コーチになって考えていきながら実戦練習を行ってきました。能動的というか選手たちが自立的に野球ができるように意識して取り組んでいます。」

―森監督は就任以降、選手たちに自立を求めているということですが、どのような指導をされているのですか?

森監督「前体制の良さは規律と組織力だったと私自身が感じていて、これに加えて自らを律する力、自立する力を選手たちには求めています。」

―監督就任からおよそ5カ月が経過するわけですが、チームの現状を今どのようにご覧になっていますか?

森監督「この冬の取り組みとしては『3本の矢』と言っていますが、1つ目は体づくり、2つ目はメンタル強化、最後に脳のトレーニングを行っていて、野球の技術練習のみならず、食事の充実だったり、睡眠の質の向上、または読書をしたり、小論文を書かせたりなどして脳を鍛えたり、野球だけでないところも取り組みを行っていて、少しずつですが選手たちも理解してきてくれているかなと感じています。」

―選抜までおよそ2カ月となりましたが、ここからはどんな準備をしていきたいですか?

森監督「2月からはプロ野球もシーズンインになっていくので、われわれも本格的に実戦練習に近い形をやっていきたいと思っています。」

―そして、監督就任からおよそ8カ月で甲子園の舞台に立つことになりました。監督として親子での全国制覇にも期待が掛かりますが、選手たちとともにどんな大会にしたいか意気込みを教えて下さい。

森監督「このようなコロナ禍でも野球をできる喜びに感謝して、もちろん目標は全国制覇ですが、選手たちには記録に残るよりも記憶に残るような感動するプレーをしてほしいと思っています。」

―それでは最後になりますが、浦和学院を応援している埼玉県をはじめ、全国のファンに向けてひとことメッセージをお願いします。

森監督「甲子園出場が決まったので、埼玉県の代表として、また新しい浦学野球を見せられるように頑張っていきたいと思いますので、ご声援のほどどうぞよろしくお願いします。」

 春の選抜大会、浦学らしく頑張って下さい。浦和学院野球部の森大監督、ありがとうございました。

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